安全パトロールとは、現場責任者や協力会社の職長が定期的に現場を巡回し、墜落防止措置・保護具の着用・通路や資材置き場の整理整頓など安全上の不備を点検する活動をいう。元請の安全担当者が主体となり、複数の協力会社が同時に作業している現場ほど実施の頻度が高くなる。労働災害の多くは日常の小さな不備の見落としから起きるため、定期的な巡回で早期に発見することが目的になる。
実施のタイミングと体制
元請の安全担当者と協力会社の職長が合同で行うのが一般的で、週1回程度の定例パトロールに加え、足場の組立・解体や重機作業、高所作業など危険度の高い工程が入る日は臨時で実施する。巡回では墜落制止用器具の使用状況、開口部の養生、電動工具の点検状態、看板や標識の設置状況なども確認対象になる。指摘事項はその場で是正させ、写真と是正結果を記録として残し、後日の元請パトロールでも参照できるようにしておく。
実務での注意点
- 指摘だけで終わらせず、是正完了を次回パトロールで確認する
- 指摘内容と是正状況を記録に残し、元請の安全書類とひも付けて保管する
- 同じ不備が繰り返される場合は朝礼で全体周知し、個人指導だけで終わらせない


