建入れ直しでの使い方
鉄骨柱を建てた直後は自重や施工誤差でわずかに傾いていることが多く、複数本のワイヤーを柱頭から地上または隣の柱へ張り、ターンバックルで一本ずつ長さを調整しながら鉛直に追い込む。測量で鉛直精度を確認しながら微調整を繰り返す。複数節にまたがる建方では、下階の傾きが上階に持ち越されるため、階ごとに建入れを確定してから次を進める。
実務での注意点
- ワイヤーは複数方向に張り、一方向だけの調整で他方向がずれないようにする
- 調整後は本締め(高力ボルトの本締め)までワイヤーを外さず、精度を保持する
- 強風時は仮設ワイヤーへの負荷が変わるため、天候を見ながら作業のタイミングを判断する。調整量が大きい柱はベースプレート・アンカーボルトの据付誤差も含めて原因を確認する
精度は計測の方法で変わるため、求められる精度を伺ってから、標定点の数と計測の方法を決めます。
| 計測の方法 | 精度の目安 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| ドローン測量(標定点を設置した場合) | 水平・垂直とも±5cm以内 | 検証点の残差を確かめ、精度管理表を付ける |
| 地上レーザー | ±2〜10mm(近距離) | 計測の後に精度を確かめてから納品する |
地上レーザーは、機械から見通せる範囲しか測れません。
出典:当社のよくある質問(精度)

