なぜ材齢28日を基準にするのか
コンクリートは打設後も水和反応で強度が上がり続け、一般的な普通ポルトランドセメントでは材齢28日でほぼ設計強度に達すると見なされる。そのため28日強度が合否判定の主な基準になり、7日強度は早期の傾向確認として補助的に使われることが多い。基準を下回った場合、対象の打設ロット全体の信頼性が問われるため、原因究明の範囲が広がりやすい。
実務での注意点
- 供試体は打設ロットごとに採取し、養生条件(標準養生・現場水中養生)を記録に残す
- 試験結果が基準を下回った場合、構造体の再評価やコア抜き調査に発展する
- 供試体採取・試験記録は出来形資料として発注者への提出が求められる
- 採取時のスランプ試験結果とあわせて、配合計画書との整合を確認しておく

