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コラム

平均断面法とは?計算式・誤差・ドローン点群との組み合わせを解説

この記事に関係するサービスは「ドローン測量(UAV写真測量)」です。料金は、3分で概算を見られます。

平均断面法とは、道路・河川・堤防などの線形工事における土量計算の基本手法です。距離を挟んだ2断面の断面積の平均に両断面間の距離を掛けて体積を算出します。

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平均断面法の計算式

V = (A1 + A2) ÷ 2 × L

  • V: 体積(m³)
  • A1, A2: 両端断面の面積(m²)
  • L: 両断面間の距離(m)

複数断面がある場合は隣接する2断面ずつ繰り返して合計します。

図解精度の目安と確かめ方

精度は計測の方法で変わるため、求められる精度を伺ってから、標定点の数と計測の方法を決めます。

計測の方法精度の目安確かめ方
ドローン測量(標定点を設置した場合) 水平・垂直とも±5cm以内 検証点の残差を確かめ、精度管理表を付ける
地上レーザー ±2〜10mm(近距離) 計測の後に精度を確かめてから納品する

地上レーザーは、機械から見通せる範囲しか測れません。

出典:当社のよくある質問(精度)

誤差が生じる理由

断面形状が急変する区間では実際より過大な体積を算出します。実際の土体は断面が連続的に変化しますが、平均断面法はこれを平均値で近似するためです。より精度が必要な場合は角錐補正を適用するか、TIN法を使用します。

ドローン測量との組み合わせ

ドローン点群データから断面を自動抽出しTREND-POINTで計算することで、従来より短時間で高精度な土量計算が可能です。

掘削する油圧ショベルの真上からの空撮
掘削する油圧ショベルの真上からの空撮(写真はイメージです)

平均断面法の実務上の注意点(東海エアサービスの現場知見)

平均断面法は土量計算の基本手法ですが、実際の現場では以下の点に注意が必要です。

  • 断面間隔の選定:標準は10〜20m間隔。法面の形状変化が大きい箇所は5m間隔に詰める。断面が粗すぎると実測値との誤差が10〜30%になるケースあり
  • 複雑地形での過小評価:凹凸が激しい地形では平均断面法が体積を過小評価しやすい。ドローン点群を使った「メッシュ法(グリッド法)」の方が精度が出る
  • 軟弱地盤の変形:施工中に地盤が変形・沈下している現場では、起工測量と完成測量のタイミング管理が重要
  • 設計断面との比較:設計図の断面位置とドローン計測の断面位置を一致させるため、TREND-POINTで断面を重ねて確認している

ドローン点群を使った平均断面法の精度向上

東海エアサービスでは、ドローン(RTK-GNSS対応)で取得した点群データをTREND-POINTで処理し、任意間隔の断面を自動生成しています。

従来手法との比較(1ha造成現場の実測例)

  • トータルステーション断面測量(20m間隔):誤差率 ±8〜15%
  • ドローン点群 + TREND-POINT自動断面(10m間隔):誤差率 ±2〜5%
  • ドローン点群メッシュ法(1m×1mグリッド):誤差率 ±1〜3%

よくある質問

Q. 平均断面法の断面間隔はどう決めますか?

A. 国土交通省の積算基準では原則20m間隔です。地形変化が大きい箇所は10m以下にします。ドローン点群なら任意間隔で断面を抽出できます。

Q. 平均断面法とTIN法の使い分けは?

A. 線形工事(道路・河川)は平均断面法、面的に広がった造成工事や精度要求が高い現場はTIN法(点群ベース)が適しています。

図解土量の根拠になる計算範囲・控除範囲・基準面

土量は、計算範囲・控除範囲・基準面を先に決め、現況の点群と基準面の差から計算します。

現況の点群計測した地表面 基準面計画面など、比べる面 土量計算範囲から控除範囲を除いて集計
計算範囲
土量に入れる範囲です。範囲図で示します。
控除範囲
土量から除く範囲です。ご指定の控除範囲や緑地は区分して計算します。
基準面
舗装の部分は、仕上げ高でなく路床高で基準面をつくります。

計算範囲・控除範囲の指定と基準面の考え方は、お見積もりの段階で伺います。数量は計算書と範囲図でお渡しします。

出典:当社の土量計算の進め方(大型商業施設の新築工事の事例ほか)

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この記事のよくある質問

平均断面法の計算式はどう書きますか?
両端断面の面積A1・A2の平均に、両断面間の距離Lを掛けて体積Vを求めます。V=(A1+A2)÷2×Lで、断面が複数ある場合は隣接する2断面ずつ計算して合計します。
平均断面法で誤差が大きくなるのは、どんな場合ですか?
断面形状が急変する区間では、平均で近似するため実際より過大な体積になります。断面間隔が粗すぎても実測値との誤差が大きくなるため、形状変化が大きい箇所は間隔を詰めます。
平均断面法とTIN法は、どう使い分けますか?
道路・河川などの線形工事は平均断面法、面的に広がる造成工事や精度要求が高い現場はTIN法(点群ベース)が適しています。凹凸が激しい地形ではメッシュ法のほうが精度が出ます。
東海エアサービス株式会社

名古屋市名東区のドローン測量・3次元計測の会社です。土量・出来形・在庫・設備を測り、点群・図面・数量計算書で納品しています。測量業登録 第(1)-37730号。