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コラム

愛知の残土処分費はいくら?距離×車種×量で“ざっくり当てる”方法【無料計算付き】

この記事の要点

残土処分費は、残土量、運搬距離、車種・積載量、運搬単価、処分の受入単価、土の性状・含水比が連動して決まり、単純な単価×量では収まりません。含水比が高いと、受入を断られる場合もあります。

この記事に関係するサービスは「ドローン測量(UAV写真測量)」です。料金は、3分で概算を見られます。

残土処分費の概算を求められる局面は、造成計画の初期段階や発注者への予算説明、あるいは設計変更時の費用精査など多岐にわたります。「どのくらいかかるか」という問いに対して根拠のある数字を示すには、処分費がどの要素の掛け合わせで決まるかを整理したうえで、各要素を順に押さえていく必要があります。愛知・東海エリアは受入先の立地条件や搬出道路の状況が現場ごとに大きく異なるため、概算精度を上げるための手順を理解しておくことが重要になります。

残土処分費を決める要素

残土処分費は複数の要素が連動して決まります。単純に「単価×量」では収まらず、運搬ルートや土の性状まで含めて考える必要があります。主な要素の関係を以下に整理します。

要素 内容 費用への影響方向
残土量 地山体積・ほぐし体積・締固め体積のいずれで計上するかで変わる 量が増えると総額は増加
運搬距離 現場から受入地までの片道距離 距離が延びると運搬単価が上昇。往復の所要時間が1日あたりの運搬回数に直結する
車種・積載量 4tダンプ・10tダンプ・セミトレーラーなど 1回あたりの積載量が多いほど単位体積あたりの運搬コストは下がる傾向。ただし搬出路の幅員・荷重制限に左右される
運搬単価 車両の稼働費・燃料・運転手・重機乗降費を含むコスト 距離・車種・台数計画と連動して変動する
処分受入単価 受入地が設定する受入費用 受入地の需給・土質要件・搬入時期によって変わる
土の性状・含水比 砂質土・粘性土・岩・建設発生土の区分、含水比の高低 含水比が高いと受入拒否や条件付き受入になるケースがある。処分区分によって受入先が限られる

これらの要素はそれぞれ独立ではなく相互に影響します。たとえば運搬距離が長くなれば1日あたりの搬出回数が減るため、工期を守るために台数を増やす必要が生じ、それが全体コストを押し上げます。概算を組み立てる際はこの連動関係を意識することが精度向上につながります。

図解土量の根拠になる計算範囲・控除範囲・基準面

土量は、計算範囲・控除範囲・基準面を先に決め、現況の点群と基準面の差から計算します。

現況の点群計測した地表面 基準面計画面など、比べる面 土量計算範囲から控除範囲を除いて集計
計算範囲
土量に入れる範囲です。範囲図で示します。
控除範囲
土量から除く範囲です。ご指定の控除範囲や緑地は区分して計算します。
基準面
舗装の部分は、仕上げ高でなく路床高で基準面をつくります。

計算範囲・控除範囲の指定と基準面の考え方は、お見積もりの段階で伺います。数量は計算書と範囲図でお渡しします。

出典:当社の土量計算の進め方(大型商業施設の新築工事の事例ほか)

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愛知・東海エリアでの留意点

受入先の立地と受入条件

受入先は時期や残容量によって条件が変化します。受入単価が変動するだけでなく、土質・含水比・汚染リスクの有無によって受入可否が決まる場合があります。計画段階で複数の受入先候補を確認し、受入条件が合致するかを確認する手順が一般的です。

条例・受入基準による制約

愛知県および各市町村は建設発生土の適正処理に関するガイドラインを定めており、処分先の選定や運搬記録の管理が求められます。受入地が認定を受けた処分場かどうか、発生土の区分が受入基準に合致するかを事前に整理しておかないと、処分先の変更が生じて費用と工期の両方に影響が出ます。

市街地における運搬制約

名古屋市内や周辺市街地では積載重量制限路線・交通規制区間・工事時間帯の制限が設定されているケースが多くあります。大型ダンプを使いたくても搬出路の幅員や荷重条件で車種が制限され、結果として運搬効率が落ちることがあります。搬出ルートの事前確認は概算精度だけでなく工程計画にも影響します。

概算の精度を土量実測で上げる

概算が大きくぶれる原因の一つが、残土量自体の不確かさです。設計図書の土量と実際の発生量が乖離するケースは少なくありません。地山の不均質性・地層変化・切土形状の誤差が積み重なると、処分費全体に無視できない影響が出ます。

UAV写真測量やUAV搭載LiDARによる点群計測を活用すると、掘削前後の地形モデルを比較して実際の発生土量を定量的に把握できます。Metashape・Pix4Dmapperによる三次元復元やTREND-POINTによる土量計算で算出した数値は、設計値との差分確認にも使えます。計測結果はLAS・LAZ形式の点群データやDXF・DWG形式の断面図として出力し、発注者や処分先との協議資料に転用することも多くあります。実測値を処分費計算のインプットに使うことが、概算精度を実用レベルに引き上げる確実な方法になります。

工事用道路に並ぶダンプトラック
工事用道路に並ぶダンプトラック(写真はイメージです)

現場でよくある相談

  • 「設計書の土量と現場の発生量がずれていて処分費の見直しが必要」――切土量の確認を依頼されるケースで多い。掘削前後の点群比較によって実発生量を算出し、変更設計の根拠データとして活用される。
  • 「受入先から土質確認の書類を求められたが何を用意すればよいか」――処分区分に応じた確認書類の整理と、現場の性状記録があるかどうかが起点になる。計測段階から土質情報を記録しておくと後工程がスムーズになる。
  • 「概算で出した処分費が実際と大きく乖離した原因を整理したい」――土量の誤差・受入先の変更・車種変更による運搬効率の変化の三点を切り分けることが多い。それぞれの要因を数量ベースで整理することで次の工事への改善につながる。

東海エアサービスの実務での進め方

残土処分費の概算支援では、土量の実測値を起点に据えることを基本としています。測量業 登録第(1)-37730号・全省庁統一資格のもとで、UAV写真測量(Metashape・Pix4Dmapper使用)および地上型・UAV搭載LiDARによる点群計測を実施し、TREND-POINT・TREND-ONEで土量を算出します。成果物はLAS・LAZ形式の点群データ、DXF・DWGの断面図・平面図、PDFの計算書として納品します。東海エリアを中心に全国対応しています。

  • 見積の段階で確認している項目:現場の所在地と搬出路の車線幅・荷重制限の概要/掘削前の既存地形データ(測量成果・設計図書)の有無/土質の概要(砂質・粘性・岩・混在)と含水状況/工期・搬出期間の制約(交通規制・近隣条件)/受入先の候補と受入条件の確認状況/計測後に必要な成果物のフォーマット(点群・断面図・土量計算書)。
  • これらを事前に整理したうえで現地ロケハン・飛行計画・計測・点群処理・QC・納品という標準フローを組む。実測土量データを処分費計算のインプットとして使うことで、発注者・施工者・処分先との三者間の数字合わせが具体的に進められるようになります。

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図解成果物と納品の形式

点群はLAS・LAZ、オルソ画像はGeoTIFF、図面はDXF・DWG、3次元設計データはLandXMLで納めます。

成果物形式
点群 LAS・LAZ
オルソ画像 GeoTIFF
図面 DXF・DWG
3次元設計データ LandXML
BIM/CIM向けの3次元モデル IFC・OBJ
土量計算書 PDF・Excel・CSV

お使いのソフトや発注者の指定に合わせて形式を決めます。電子納品(XML)と、TREND-POINT・TREND-ONE向けの形式にも対応します。

出典:当社のよくある質問(納品の形式)

この記事のよくある質問

残土処分費は、何によって決まりますか?
残土量、運搬距離、車種・積載量、運搬単価、処分の受入単価、土の性状・含水比が連動して決まります。単純な単価×量では収まらず、各要素が相互に影響します。
愛知・東海エリアで、残土処分の計画時に注意することは?
受入先の条件が時期や残容量で変わること、市街地での積載重量制限や交通規制を確認します。建設発生土のガイドラインも愛知県や市町村ごとに定められ、制度ごとに確認が必要です。
残土処分費の概算の精度を上げるには、どうすればよいですか?
残土量を実測することです。UAV写真測量やLiDARの点群で掘削前後の地形を比較すれば実際の発生土量を定量的に把握でき、設計値との差分確認や、処分先との協議資料にも使えます。
東海エアサービス株式会社

名古屋市名東区のドローン測量・3次元計測の会社です。土量・出来形・在庫・設備を測り、点群・図面・数量計算書で納品しています。測量業登録 第(1)-37730号。