執筆・監修:東海エアサービス株式会社 |
測量業登録 第(1)-37730号 | 全省庁統一資格 |
ドローン測量・3Dスキャン実績218件以上 | 名古屋市名東区
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愛知県の残土処分費はなぜ地域差が生まれるのか
残土処分費は「運搬距離」「土質」「受入先の種類」の3要素で大きく変動します。愛知県内でも、名古屋市内と郊外では同じ条件でも費用が20〜40%異なるケースが現場では頻繁に発生しています。
本記事では愛知県の残土処分費相場を地域別・土質別に整理し、コスト超過を防ぐための計算方法を解説します。
図解土量の根拠になる計算範囲・控除範囲・基準面
土量は、計算範囲・控除範囲・基準面を先に決め、現況の点群と基準面の差から計算します。
現況の点群計測した地表面 − 基準面計画面など、比べる面 = 土量計算範囲から控除範囲を除いて集計
- 計算範囲
- 土量に入れる範囲です。範囲図で示します。
- 控除範囲
- 土量から除く範囲です。ご指定の控除範囲や緑地は区分して計算します。
- 基準面
- 舗装の部分は、仕上げ高でなく路床高で基準面をつくります。
名古屋市内と郊外の費用差の主な原因
1. 交通渋滞によるダンプ待機コスト
名古屋市内の主要幹線道路(国道1号・国道19号・環状2号など)は昼間の渋滞が慢性化しています。10tダンプが1往復あたり標準30分とすると、渋滞で60〜90分に延びることも珍しくありません。待機時間は運送会社のチャーター料金に直結するため、市内現場では郊外比で1台あたり3,000〜8,000円の追加コストが発生します。
2. 受入地の絶対数の差
名古屋市内は残土受入地(盛土造成地・採石跡地・民間受入場)の数が少なく、需給ひっ迫時に受入単価が上昇します。一方、春日井市・日進市・東海市などの郊外は開発用地も多く、条件の良い受入先を複数比較しやすい傾向があります。
3. 処分場までの往復距離
運搬費はキロ単価×往復距離で積み上がります。市内から最寄りの受入場まで片道20km超になると、10tダンプ1台あたりの費用が1,500〜2,500円上がるため、量が多くなるほど差が拡大します。
愛知県の残土処分費 地域別・土質別の目安
| 地域 |
普通土(m³あたり) |
粘性土(m³あたり) |
岩砕(m³あたり) |
| 名古屋市内(中区・中村区・熱田区など) |
4,000〜7,000円 |
5,000〜9,000円 |
6,000〜10,000円 |
| 名古屋市外縁部(港区・緑区・守山区など) |
3,500〜6,000円 |
4,500〜7,500円 |
5,500〜9,000円 |
| 北部郊外(春日井市・小牧市・犬山市など) |
2,500〜5,000円 |
3,500〜6,000円 |
4,500〜8,000円 |
| 南部・東部(東海市・豊田市・岡崎市など) |
2,500〜5,500円 |
3,500〜6,500円 |
5,000〜8,500円 |
※上記は2024〜2025年の市況を参考にした概算です。現場条件・残土量・受入先の状況により大きく変動します。
工事用道路に並ぶダンプトラック(写真はイメージです)
残土量を正確に把握することが最大の節約策
処分費の予算管理で最も重要なのは、「そもそも何m³の残土が出るのか」を事前に正確に把握することです。目視や概算では±20〜30%の誤差が生じることが多く、想定外の台数増加・費用超過が起きやすくなります。
ドローン測量(UAV写真測量)を活用すると、現況地形のデジタルモデルを精度±3%以内(目安)で作成でき、掘削計画との差分から残土量を算出できます。東海エアサービスでは15万円〜の測量(水平・垂直とも±5cm以内。標定点を設置した場合の目安、実績218件以上)で対応しており、残土処分費の節約額が測量費を大きく上回るケースが多数あります。
無料計算ツールで概算を確認する
残土量・ダンプ台数・処分費の概算をすぐに確認したい場合は、以下の無料計算ツールをご活用ください。
まとめ
- 愛知県の残土処分費は地域・土質・距離で大きく変動する
- 名古屋市内は渋滞コストが加算されるため郊外比で割高になりやすい
- 残土量の事前把握(ドローン測量)がコスト超過防止の最大の手段
- 無料計算ツールで概算を確認し、測量が必要か判断することを推奨
測量のご相談は東海エアサービス株式会社まで。TEL: 050-7117-7141 / info@tokaiair.com
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図解地山・ほぐし・締固めの土量と変化率
同じ土でも、地山・ほぐした状態・締め固めた状態で体積が違うため、変化率L・Cで換算します。
地山の土量掘る前の体積 × L ほぐした土量掘った後の体積(運ぶときの状態)
- 変化率L
- ほぐした土量÷地山の土量です。運ぶ土の体積を出すときに使います。
- 変化率C
- 締固め後の土量÷地山の土量です。盛土に要る地山の土量を出すときに使います。
- L・Cの値
- 土質ごとに違います。国土交通省の積算基準は、土質ごとの値を表にしています。