なぜ捨てコンクリートに墨を打つのか
砕石や土の上では墨壺の糸が安定せず、鉛筆や釘での位置決めも保持できない。捨てコンクリートで平滑な面を作ることで、通り芯・基礎芯・杭芯を正確に打ち、型枠や配筋の基準として使えるようにする。打設面には気泡や豆板が出ないよう均しを丁寧に行い、墨が消えにくい仕上がりにする。追い出した墨は型枠工事が終わるまで保護が必要で、資材の仮置きで踏み消さないよう管理する。
実務での注意点
- 打設高さは基礎の根切り深さから逆算し、天端が低すぎると墨出し後の型枠据付に支障が出る
- 養生不足で墨出し前に踏み割れると基準がずれるため、打設から墨出しまでの間隔を確保する
- 雨天で表面が荒れた場合、墨の視認性が落ちるため乾燥・清掃してから追い出しに入る

