フィルタリング(ノイズ除去)は、レーザースキャナや写真測量で取得した点群から、計測対象でない不要な点や誤った点を取り除く処理です。空中を漂う孤立点、反射や動く物体による異常値、地表面把握の妨げとなる植生・構造物などを分類・除去し、目的に合ったきれいなデータに整えます。後工程の地形モデル化・土量計算・断面作成の精度を確保するうえで欠かせない基礎処理です。
フィルタリング(ノイズ除去)の概要・ポイント
フィルタリングは「使えるデータに整える」工程で、成果精度を大きく左右します。何を残し何を除くかは、最終的な用途によって変わります。
- 孤立点・異常値などのノイズを除去する
- 地表面把握では植生・構造物を分類して地面を抽出する
- 除去しすぎると地形情報が欠けるため適切な調整が必要
実務での使い方・注意点
現場では「植生が多くて地面が出ない」「他社取得の点群にノイズが多い」「土量計算前にデータを整えてほしい」というご相談が多くあります。見積時には、点群の状態・植生や構造物の量・必要精度・用途(土量・断面・モデル化)・成果物形式を確認しています。処理はTREND-POINT等で孤立点除去や地表面分類を行い、目的に合わせて地面のみ(DTM)や表層(DSM)を抽出します。対応フローはロケハン→計測→点群処理(フィルタリング)→QC(除去過不足・精度確認)→納品で進めます。植生が密な箇所は地面の点が乏しく、過度な除去は地形欠落を招くため、丁寧な調整が必要です。
東海エアサービスの対応
東海エアサービスは測量業登録 第(1)-37730号・全省庁統一資格(役務・全国)を保有し、ドローン測量218件以上(2025年時点)の実績があります。UAV写真測量や据置型スキャナで取得した点群はもちろん、既存データのフィルタリングにもTREND-POINT/TREND-ONEで対応し、LAS/LAZ・DXF/DWG・LandXML等で整理します。愛知・三重・岐阜・静岡の東海4県と隣接県で、取得から処理まで一貫して対応します。
点群はLAS・LAZ、オルソ画像はGeoTIFF、図面はDXF・DWG、3次元設計データはLandXMLで納めます。
| 成果物 | 形式 |
|---|---|
| 点群 | LAS・LAZ |
| オルソ画像 | GeoTIFF |
| 図面 | DXF・DWG |
| 3次元設計データ | LandXML |
| BIM/CIM向けの3次元モデル | IFC・OBJ |
| 土量計算書 | PDF・Excel・CSV |
お使いのソフトや発注者の指定に合わせて形式を決めます。電子納品(XML)と、TREND-POINT・TREND-ONE向けの形式にも対応します。
出典:当社のよくある質問(納品の形式)
よくある質問
植生が多い土地でも地面のデータは作れますか
地表面分類で植生を除き、地面の点を抽出できます。ただし樹木が密で地面の点が少ない場合は精度が下がるため、計測方法の工夫やレーザー計測の併用をご提案することがあります。

