マルチスペクトルカメラとは、可視光(赤・緑・青)に加えて近赤外(NIR)やレッドエッジなど、複数の波長帯を個別のバンドとして同時に記録する撮影機材です。各バンドの反射率を組み合わせることでNDVIなどの植生指数を算出でき、植生の活性度評価、農地の生育診断、法面・環境調査などに用いられます。通常のRGBカメラでは捉えられない情報を取得できる点が特長です。
マルチスペクトルカメラの概要・ポイント
マルチスペクトルカメラは波長帯ごとに分かれたセンサで地表の反射を記録します。実務上のポイントは次のとおりです。
- バンド構成: 一般的に赤・緑・青・レッドエッジ・近赤外の5バンド前後
- 反射率補正: 照度センサや校正パネルで光環境の違いを補正
- 指数算出: バンド演算でNDVIなどの植生指標を生成
実務での使い方・注意点
現場では「圃場の生育ムラを把握したい」「植生の健全度を数値で記録したい」という相談が寄せられます。見積時には対象範囲、必要なバンド、出力したい指数の種類、撮影の時期・頻度を確認します。マルチスペクトル撮影は太陽光の強さや雲の有無で反射値が変わるため、校正パネルの撮影と照度補正が品質管理上きわめて重要です。対応フローはロケハン→飛行計画作成→マルチスペクトル計測→写真測量ソフトでの反射率補正・オルソ合成→指数算出→QC→納品で、成果物はバンド別・指数別のGeoTIFFやPDF報告書として提供します。
東海エアサービスの対応
測量業登録 第(1)-37730号・全省庁統一資格(役務・全国)を保有し、ドローン測量218件以上(2025年時点)の実績があります。マルチスペクトル撮影に必要な飛行計画・反射率補正・指数算出について、窓口を一本化し、品質管理を当社が行います。調査目的に応じたバンド構成のご提案を含め、東海4県(愛知・三重・岐阜・静岡)と隣接県で承ります。
点群はLAS・LAZ、オルソ画像はGeoTIFF、図面はDXF・DWG、3次元設計データはLandXMLで納めます。
| 成果物 | 形式 |
|---|---|
| 点群 | LAS・LAZ |
| オルソ画像 | GeoTIFF |
| 図面 | DXF・DWG |
| 3次元設計データ | LandXML |
| BIM/CIM向けの3次元モデル | IFC・OBJ |
| 土量計算書 | PDF・Excel・CSV |
お使いのソフトや発注者の指定に合わせて形式を決めます。電子納品(XML)と、TREND-POINT・TREND-ONE向けの形式にも対応します。
出典:当社のよくある質問(納品の形式)
よくある質問
RGBカメラとどう違いますか
RGBカメラは可視光のみを記録しますが、マルチスペクトルカメラは近赤外などを追加で取得します。これにより植生の活性度など、肉眼や通常写真では判別しにくい情報を数値化できます。


