風力発電設備は高い塔上に設置されるため、定期的なメンテナンスと劣化診断が重要です。ドローンと3Dスキャン技術により、従来は困難だった高所点検を安全・効率的に実施できます。
風力発電設備の主要な点検対象
ブレード(羽根)の点検
- 亀裂・破損 — 強風時の応力で発生する内部クラック
- 表面剥離 — コーティング劣化による性能低下
- 雷打痕 — 避雷針の有効性確認
- 異物付着 — 氷結、塩分堆積による重量増加
タワー(塔構造)の点検
- 溶接部の腐食・き裂 — 海塩分・酸性雨の影響
- 塗装剥離 — 防食効果低下
- 基礎沈下・傾き — 地盤変動の兆候
ナセル(発電機・増速機ユニット)の状況
- リンク部・ベアリング — 摩耗・グリス漏出
- ケーブル・配管 — 破損・接続不良
- 防音カバー・外装 — 破損状況
ドローン点検の利点
- 安全性 — 高所作業者の派遣が不要。落下事故のリスク排除
- コスト削減 — 仮設足場・安全帯などの準備が不要
- 高精度 — 4K動画・高分解能カメラで細部まで可視化
- 迅速 — 点検期間短縮で発電所運用への影響最小化
- 永続的な記録 — 経年変化を視覚的に追跡、劣化予測が可能
3Dスキャンによる変位計測
フォトグラメトリ・LiDARスキャンにより、ブレード・タワーの微細な変位(たわみ・ねじれ)を計測。ブレード動的挙動のシミュレーション、疲労予測に活用できます。
費用・納期
- 基本料金:25万円〜(機数・サイズによる)
- 3D計測追加:+10万円
- 納期:調査から報告書納品まで10〜14営業日
納品内容
- 4K動画・高分解能デジタル写真
- 3D点群データ(las、ply形式)
- 点検レポート(不具合リスト・修復提案・優先度付け)
- 変位計測レポート(可視化図、数値データ)
全国対応・陸上・洋上対応
当社は全国の陸上風力発電所、今後増加する洋上風力施設の点検にも対応。測量業登録(第(1)-37730号)を有し、正確な位置データ・座標値をご提供できます。
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)