打診調査と赤外線調査の違い|選び方・費用比較・建基法12条対応

外壁タイル調査には打診調査と赤外線調査の2つの主要な手法があります。それぞれの特徴と費用を理解することで、現場に合った方法を選択できます。

打診調査とは

テストハンマーや打診棒で外壁を叩いた音・振動でタイルの浮きを確認する手法です。職人が直接確認するため信頼性が高いですが、足場またはゴンドラが必要です。

赤外線調査(ドローン)とは

赤外線カメラを搭載したドローンで上空から外壁を撮影し、タイルの浮き部分が示す温度差を可視化する手法です。足場不要で短期間・低コストが特徴です。

ドローン赤外線調査の詳細

比較表

項目打診調査赤外線調査(ドローン)
費用高い(足場/ゴンドラ必要)低い(足場不要)
精度高精度(浮き幅・深さも確認)0.3m以上の浮きを検出
適用条件雨天でも可日射・気温差が必要
工期長い(足場設置含む)短い(1〜3日)
記録図面に浮き位置を記録熱画像・可視光画像
建基法12条全面打診の代替不可全面打診の代替として認定

建築基準法12条定期調査での扱い

建築基準法第12条の定期調査では、タイル仕上げ外壁について「全面打診」または「赤外線調査」のいずれかが認められています。ドローン赤外線調査は全面打診の代替手法として認められています。

タイル浮き検出とは(用語集)

推奨される使い分け

赤外線調査が向くケース: 広面積・予算を抑えたい・足場設置が困難・スクリーニング(異常箇所の絞り込み)

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赤外線調査 発注前チェックリスト(無料)

調査依頼前に準備すべき情報と確認事項の一覧です。

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打診調査が向くケース: 高精度の判定が必要・赤外線の条件が整わない(冬期・日射不足)・詳細な補修計画の作成

最も効果的な組み合わせ: 赤外線で全面スクリーニング → 異常部位を打診で精密確認

よくある質問

Q. 赤外線調査は全面打診と同等の法的効力がありますか?

A. 国土交通省の告示(平成20年第282号)で赤外線調査は全面打診の代替として認められています。ただし調査条件・精度の確保が必要です。

Q. 冬でも赤外線調査は有効ですか?

A. 昼夜の気温差が5℃以上確保できる条件が必要です。冬期は日射量も少なく、春〜秋の実施を推奨します。当社では条件が厳しい時期は打診調査との組み合わせを提案します。

TAS Technical Writing Team(技術記事監修)
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