遊間測定とは、橋桁と橋桁の間、または橋桁と橋台の間に設けられた伸縮装置の隙間(遊間、ゆうかん)の寸法を測る作業のこと。気温による桁の伸び縮みを吸収するための隙間で、季節や時刻によって寸法が変わる。伸縮装置は橋の可動端に設けられ、固定端側には基本的に設置しない。
関連用語: 支承位置出し、支間長、橋軸方向・橋軸直角方向
測定で確認すること
遊間は気温が高いほど桁が伸びて狭くなり、気温が低いほど広くなる。設計図には基準温度における設計遊間量が示されており、測定時の気温から換算した値と実測値を比較して、支承の設置位置や伸縮装置の調整が適正かを確認する作業になる。橋軸方向にわたり複数箇所で測定し、片側だけ極端に狭い・広いといった偏りがないかもあわせて確認する。長大橋では気温差による遊間の変化幅が大きく、設計時の想定気温範囲(最低・最高)に対応できているかも確認材料になる。
実務での注意点
- 測定時の気温・桁温度を必ず記録し、設計基準温度への換算根拠を残す
- 遊間が設計値から大きく外れている場合は、支承の据付位置の再確認につながる
- 複数箇所の測定値を比較し、局所的な偏りがないかも確認して報告書に記録する
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)