請負業者賠償責任保険とは、工事中に第三者の身体や財物に損害を与えた場合の賠償責任を補償する保険をいう。工事目的物そのものではなく、周辺への影響に備える保険で、市街地の工事では加入を求められることが多い。
関連用語: PL保険(生産物賠償責任保険)、建設工事保険(CAR保険)
対象となる事故
足場からの落下物が通行人や隣接建物を傷つけた場合や、掘削工事による近隣の地盤沈下・建物損傷など、工事に起因して第三者に生じた損害の賠償が対象になる。工事目的物自体の損害を補償する建設工事保険とは対象が異なり、市街地や近接構造物のある現場では両方を組み合わせて手配するのが一般的で、損害額が大きくなりやすい賠償責任のリスクに備える意味合いが強い。
実務での注意点
- 近隣建物や埋設物への影響が想定される工事では補償限度額を確認する
- 下請業者の作業に起因する事故も補償対象か契約内容で確認する
- 事故発生時は現場の状況を写真で記録し、速やかに元請・保険会社へ連絡する
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)