土粒子の質量と、それと同じ体積の水の質量との比のことで、土質試験で求める基本的な物性値のひとつ。一般的な土(土粒子比重)はおおむね2.6〜2.7程度の値を示すことが多く、土質によって差がある。
関連用語: 土量の変化率、地山数量
重量から体積への換算
搬出土をダンプトラックの積載重量で管理する現場では、土の比重(単位体積重量)を使って重量と体積を相互に換算する。含水比によって単位体積重量は変わるため、乾燥時の値をそのまま使うと搬出計画の重量・台数がずれることがある。降雨直後など含水状態が変わりやすい時期は、換算値の見直しが特に重要になる。積算段階では標準的な単位体積重量を仮定することが多いが、実際の搬出計画では現場での実測値に近づけて調整する。土質試験を省略して一般値を使う場合は、その前提を数量計算書や搬出計画に明記しておくと後の検算がしやすい。重量ベースの管理から体積ベースの数量へ換算する場面では、比重の妥当性がそのまま数量の信頼性に直結する。
実務での注意点
- 土質試験結果に基づく比重値を使っているか、一般値で仮定しているかを明示する
- 含水状態(自然含水比)による重量変化を考慮しているか
- 重量管理と体積管理のどちらを基準にしているかを関係者間で統一しているか
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)