建物の柱や壁の中心を通る平面上の基準線。X方向・Y方向に格子状に設定され、「X3通りとY5通りの交点」のように、図面と現場をつなぐ共通の座標として使われる。構造図・意匠図・設備図はすべて通り芯を共通基準に描かれる。
通り芯と墨出しの関係
墨出しの最初の仕事は、基準点から通り芯の位置を現地に割り出し、親墨として打つことにある。通り芯そのものは柱や壁の中に隠れるため、現場では逃げ墨で管理されることが多い。図面の寸法は通り芯間距離(スパン)で表記されるため、図面が読める=通り芯基準で寸法を追えること、と言い換えられる。
実務での注意点
- 増改築では既存棟の通り芯と新設部の通り芯の取り合いを最初に確認する
- 通り符号(X・Y、いろは、数字)の振り方は現場図面の凡例に従う
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)