X通り・Y通り、あるいは「い・ろ・は」などの記号で、通り芯の呼び名を体系的に付けるルールのこと。図面上の位置を関係者間で共通の言葉で指し示すために使い、墨出し帳や現場の標示にもそのまま使われる基本的な取り決めである。符号自体に意味を持たせず、単純な連番やいろは順で機械的に割り振るのが基本的な考え方である。
関連用語: 通り芯、スパン、基準階
通り符号を統一する理由
図面・墨出し帳・現場での会話がすべて同じ通り符号を使っていないと、指示の行き違いが起きやすい。特に増築・改修工事では既存建物の通り符号と新設部分の符号が混在しやすく、混乱の原因になりやすい。新設側の符号を既存側と明確に区別できる形にしておくと、現場での取り違えを未然に防ぐことができる。杭や柱に通り符号を直接記した標示板を付けておくと、図面を持たない作業員でも自分の位置を把握しやすくなる。現場に慣れていない応援の職人でも、通り符号さえ理解していれば図面上の自分の担当箇所をすぐに特定できる。
実務での注意点
- 図面・墨出し帳・現場標示で通り符号の表記を統一する
- 増築・改修では既存部の通り符号と新設部の符号の対応関係を明確にする
- 新規入場者へは通り符号の読み方を最初に共有する
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)