定義
仮BM(仮水準点)とは、測量工事の実施中に現場に一時的に設置する水準点のことです。本BMまでの距離が遠い場合や、施工区域内での高さ基準が必要な際に、既知の水準点から直接測量して設定します。工事完了後は原則として撤去される仮設的な基準点で、構造物の施工精度管理や造成工事の高さ管理に欠かせません。
実務での使い方
現場では、既知のBMから光波測距儀やトランシット、レベルを用いて仮BMの標高を決定します。複数の仮BMを配置することで、広大な施工エリア全体の高さ管理が効率的になります。設置位置は施工の進行に支障が出ない場所を選定し、杭やコンクリート基盤に明確に標記することが重要です。図面や測量記録には仮BMの座標と標高を必ず記載し、作業員全員が参照できるようにします。東海エアサービスでは、ドローンを活用した広域測量により、仮BMの最適配置をサポートすることも可能です。
注意点
仮BMは施工中の移動や損傷に注意が必要です。定期的に存在確認を行い、紛失時には速やかに再設定してください。複数回の検測を通じて数値の一貫性を確認することで、工事精度の信頼性が確保できます。使用するレベルやトランシットは定期的に調整し、測定誤差を最小限に抑えることが現場責任者の務めです。竣工時には仮BMの撤去記録を図面に残すことで、将来の工事トラブルを防げます。
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— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)