数量計算書とは、工事の設計図書や測量結果をもとに、掘削量・盛土量・面積・延長といった工事数量の算出根拠を示す書類。積算や出来形管理、工事代金の精算の基礎資料として使われる。
関連用語: 出来形管理、座標一覧表、点高法
記載される内容
対象範囲、算出方法(断面法・点高法など計算方式の別)、使用した座標や横断図、計算過程、集計結果を一連の書類としてまとめる。発注者や監督員が後から検算できるよう、途中の計算式や単位を省略せず残しておくことが求められる。出来形数量と設計数量を対比できる形で整理しておくと、変更契約の協議や工事代金の精算の場面でやり取りがスムーズになる。
実務での注意点
- 設計数量と実測に基づく出来形数量の差が大きい場合、どちらの数値で精算するか事前の取り決めを確認する。
- 算出方法を工事途中で変更すると数量が不連続になるため、原則として同一工事内では方法を統一する。
- 提出前に集計の桁・単位(m3・m2)の誤記や転記ミスがないか通しで検算する。
- 算出根拠となった横断図や座標データを数量計算書と一緒に保管し、後日の照会にすぐ対応できるようにする。
- 変更契約が発生した場合、変更前後の数量計算書を版として分けて残し、どちらの数値かを明確にする。
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)