すりつけ勾配とは、縦断勾配が変化する区間や取付け道路の接続部で、高さの差を滑らかにつなぐために設ける勾配である。急激な段差や折れをなくし、走行性と排水性の両方を確保する目的で計画される。
どこで必要になるか
交差点の隅切り部や既存道路への取付け部、駐車場の出入口など、高さが急に変わる箇所で必ず検討する。すりつけ長を短く取りすぎると勾配が急になり、走行時の突き上げや底付き、雨天時の排水滞留につながるため、区間の長さと高低差のバランスを図面段階で確認する。取付け先の既設道路の高さは現地で必ず実測し、図面の推定値だけで計画しない。
実務での注意点
- 既設GLと計画高の差を先に測量で確定してから、すりつけ長と区間割りを検討する
- 車両の出入りが多い箇所は規定の最大勾配・変化率を超えていないか確認する
- 丁張りの高さは区間途中の勾配変化点を細かく反映させて設置する
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)