伐根(ばっこん)とは、立木を伐採した後に地中に残る切り株(伐り株)や根株を掘り起こして除去する作業を指します。測量・3次元計測の文脈では、伐根の有無が地盤面の計測精度や点群からの地形抽出に影響するため、計測前の現場状況確認や成果物の解釈において重要な要素となります。造成・土量計算の前提条件としても扱われます。
伐根の概要・ポイント
伐採が地上部の幹・枝を除去するのに対し、伐根は地中の根株まで取り除く作業です。土量計算や造成設計では、伐根後の真の地盤面を基準とする必要があります。
- 伐根前後で地盤高が変化し、土量計算に影響する
- 残った切り株は点群上でノイズや微小な凸として現れる
- 根株の空隙(掘り起こし跡)は計測タイミングで形状が変わる
実務での使い方・注意点
現場では「伐採直後の状態で土量を出してよいか」「伐根前と伐根後どちらで計測すべきか」という相談が多くあります。見積・計画時には、伐根の予定有無・施工時期、計測したい地盤面の定義(伐根前か後か)、切り株の残置状況を確認しています。LiDAR計測では植生を貫通して地盤を捉えやすい一方、残存する切り株は微地形として記録されるため、地盤面推定(グラウンドフィルタ)の処理で扱いを調整します。ロケハンで伐採・伐根の進捗を確認し、計測・処理・QCを経て、土量計算に用いる地盤面はLandXMLやDXF/DWG、点群はLAS/LAZで納品します。
東海エアサービスの対応
測量業登録 第(1)-37730号・全省庁統一資格を保有し、218件以上の実績(2025年時点)をもとに、伐採・伐根の進捗に応じた計測タイミングのご提案から土量計算用の地盤面作成まで対応します。愛知・三重・岐阜・静岡の東海4県を中心に、造成・残土管理の現場で活用いただいています。
よくある質問
伐根前でも土量を計算できますか
計算自体は可能ですが、切り株や根株が残っている分だけ地盤面が実際と異なります。基準とする地盤面の定義を事前にすり合わせたうえで計測することをおすすめします。
切り株が残っていると点群精度に影響しますか
切り株は微小な凸として点群に記録されます。地盤面推定の処理で除外・調整できますが、本数や大きさによっては現地確認を行うことがあります。現場条件により異なるためご相談ください。
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