その現場・その階のすべての墨の基準となる最初の墨。通り芯の位置(または通り芯から一定距離を逃げた位置)に打たれ、間仕切り・建具・設備の墨はすべて親墨から追い出して出す。「基準墨」ともいう。
親墨の出し方
基準点から測量機器(トータルステーション等)で通り芯の位置を割り出し、直交する2方向の親墨を打つのが最初の作業になる。この直交精度(矩=かね)が狂うと階全体が歪むため、対角チェックで検算してから子墨の追い出しに移る。上階へは床の開口(墨出し穴)や外部基準点を使って親墨を鉛直に移す。
実務での注意点
- 親墨を打った担当者・日付・基準点を記録し、後続業者へ引き継ぐ
- 親墨と子墨で墨の色や表記を変え、どれが基準か一目で分かるようにする
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)