人工(にんく)とは、建設業で使われる労務量の単位で、作業員1人が1日働く分を1人工として数える。朝8時から17時までを1日分とするのが一般的な目安で、応援・外注の発注単位として広く使われる。
関連用語: 常用、手間請け
何に使う単位か
応援の手配や外注の精算では、作業日数×人数を人工で数え、常用契約の基礎数値として使う。墨出し・丁張のように人数と拘束時間で工数が決まる作業は、この人工単位で発注・精算されることが多い。半日や早朝・夜間対応など、標準時間から外れる場合は別途取り決めておかないと、精算時に食い違いが生じやすい。人工数は工程表を組む際の目安にもなり、必要な人数と日数を先に見積もっておくと応援の手配もしやすくなる。工種によって求められる人数の組み合わせも変わるため、発注時に職種構成まで具体的に伝えておくのが望ましい。発注時に見積もった人工数と実際の稼働人工数がずれた場合は、差分の扱い(追加精算か含むか)を早めに取り決めておく。
実務での注意点
- 何時から何時までを1人工とするか、発注前に発注者・協力会社と認識をそろえる
- 移動時間や待機時間を人工に含めるかどうかは現場・契約によって異なる
- 職長クラスと手元とで単価が異なる場合、人数構成を明確にして発注する
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)