距離標とは、河川や道路の起点からの累加距離を示すために、一定間隔で設置される標杭・標識である。河川では護岸や堤防の管理区間を示す基準としても使われる。
関連用語: キロポスト、深浅測量、定期縦断測量
河川測量での役割
河川では距離標を基準に測点(No.杭)を設定し、深浅測量や定期縦断測量の結果をその距離標番号で管理する。同じ距離標番号で経年の測量データを並べることで、河床の変化や堤防の変状を継続的に把握できるため、河川管理の基礎データとして重要な位置づけを持つ。護岸工事や許可工作物の位置を示す際にも、距離標の号数が図面と現地をつなぐ共通言語として使われる。
実務での注意点
- 距離標そのものが流失・損傷している場合は基準点測量で位置を復元する
- 号数(番号)の読み違いは測量データ全体の位置ずれにつながるため、記録時に必ず読み合わせる
- 新旧の距離標が混在する区間は対応表を作成してから測量作業に入る
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)