杭芯出しとは、杭を打設・掘削する位置の中心点を測量して地上に表示する作業をいう。基礎全体の精度は杭芯の正確さで決まるため、基礎工事で最初に行う墨出しの一つ。杭径や本数が多い現場ほど、位置出しの手順を事前に計画してから着手する。
関連用語: 地業、通り芯、基準点測量
手順と管理の考え方
配置図の杭心座標をもとに基準点からトータルステーションで杭芯位置を出し、周囲に逃げ杭を設置して施工中に消えても復元できるようにする。杭打設後は建て込み後の実測位置を検測し、許容誤差内かを確認してから次工程へ引き渡す。杭本数が多い現場では放射法で連続的に位置出しし、器械点の移動誤差が累積しないよう区画ごとに検測を挟む。傾斜地や地下埋設物がある敷地では、位置出し前に障害の有無を確認する。
確認される項目
- 杭芯の座標値と許容誤差の範囲(一般に杭径に応じて数十mm単位)
- 逃げ杭・引照点が施工の妨げにならない位置に設置されているか
- 杭打設後の傾き・偏心量が管理基準内に収まっているか
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)