小段(こだん)とは、盛土や切土の法面の途中に設ける水平な平坦部である。法面が高くなる区間では、垂直方向に一定間隔で複数の小段を設けることが多い。
設ける目的
法面を垂直方向に区切ることで雨水の流下速度を抑え、法面の浸食や崩落を防ぐ役割を持つ。維持管理や点検の際の足場としても使われ、法面の高さが一定以上になる区間では設計段階から小段の設置が計画される。小段の幅や設置間隔は、法面の勾配や土質によって設計図で定められる。盛土法面と切土法面では想定する崩壊のメカニズムが異なるため、同じ高さの法面でも小段の位置づけが変わることがある。
確認される項目
- 小段の幅・高さ位置・設置段数が設計図どおりに施工されているか
- 小段部分にも所定の排水勾配が設けられ、水が滞留していないか確認する
- 小段の法肩・法尻の出来形が許容誤差内に収まっているか、区間ごとに記録する
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)