器械高とは、据え付けた測量機器の望遠鏡の中心(視準線の高さ)を、地面の基準点から測った高さのことである。「きかいだか」と読む。
関連用語: 器械点、後視・前視、水準測量
高さ計算に欠かせない理由
水準測量では、既知点の高さに後視の読み値を足して器械高を求め、そこから前視の読み値を引くことで新点の高さを計算する。器械高そのものを測り違えると、そこから移した先の高さがすべてずれてしまうため、据付ごとに正確に求める必要がある。トータルステーションでも高さ計算の基準として同様に扱い、天端墨や陸墨を出す際の元になる数値でもある。
実務での注意点
- 巻尺での器械高測定は目盛りの読み違いが起きやすく、複数回確認する
- 据え直すたびに器械高は変わるため、都度求め直す
- 既知点との検測で器械高込みの計算結果を確認してから本観測に進む
- 記録簿への転記ミスは高さ計算全体を狂わせるため、測定後すぐに書き留める
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)