インサートとは、天井や壁の仕上げ材・設備配管を吊るためのボルトを後から取り付けられるよう、あらかじめ型枠に埋め込んでおく金物のこと。コンクリート打設と同時に躯体内に固定される。
関連用語: 型枠検査、デッキプレート
使われ方
天井裏の配管・ダクト・軽鉄下地などは、後から躯体に穴をあけて固定するのではなく、あらかじめ配置したインサートに吊りボルトをねじ込んで支持するのが基本になる。位置がずれると設備・仕上げの割付にも影響するため、打設前の型枠検査の段階で位置を確認する。後施工アンカーで代替する方法もあるが、本数が多い天井では手間とコストがかさむため、計画段階でのインサート配置が優先される。
実務での注意点
- 設備図・仕上げ図と照合し、必要本数と位置を打設前に確定させておく
- 埋め込み深さが浅いとコンクリートとの付着が不足し、引抜き耐力が確保できない
- 打設時の締固めでインサートが移動しないよう型枠に固定した状態で打設に臨み、複数業種の設備が集中する箇所は干渉を避けるため事前に位置を突き合わせておく
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)