ジャイロ測量とは、高速回転するジャイロコンパスが真北方向に安定する性質を利用して、GNSS信号が届かない場所でも方位角を求める測量である。地上の基準点が見通せない環境でも、機器単体で真北を測定できる点が通常の測量との違いになる。近年は測定時間を短縮した機種も普及している。
関連用語: 貫通測量、トータルステーション、基準点測量
どこで使うか
トンネル坑内やシールド工事、立坑内など、上空が開けずGNSS測位が使えない現場で方位の基準を作るために用いる。周囲の既知点が見通せない区間でも、ジャイロ単体で真北を独立に求められるため、貫通測量や長距離のトラバース測量の検証手段として組み合わせて使われることが多い。
実務での注意点
- 整準・静定に時間がかかるため、測定スケジュールに余裕を見込んでおく
- 地上の基準点測量による方位と突き合わせ、差が許容誤差内かを確認する
- 測定機の較正記録を確認し、経年ドリフトの有無をチェックしてから測定に入る
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)