クリティカルパスとは、ネットワーク工程表上で、工期全体の長さを決定づける、余裕のない作業経路をいう。工期短縮や遅延回復を検討する際にまず確認すべき経路とされ、経路上の作業を「クリティカル作業」と呼ぶこともある。
関連用語: ネットワーク工程表、バーチャート工程表
なぜ把握するのか
この経路上の作業が1日でも遅れると、工事全体の完成日も同じ日数だけ遅れる。逆にクリティカルパス上にない作業は、あらかじめ持つ余裕(フロート)の範囲内であれば多少の遅れがあっても全体工期には直結しない。工程会議では、限られた人員・重機をどの作業に優先配分するかを判断する材料として使われ、遅延回復策の検討はこの経路を起点に組み立てる。
実務での注意点
- クリティカルパス上の作業が遅れた場合は最優先で対応方針を協議する
- 設計変更や天候による中断でクリティカルパスが移動していないか随時見直す
- 余裕のある作業に人員を割きすぎて肝心の経路の遅れを放置しない
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)