曲率半径が曲線に沿った距離に反比例して変化する曲線で、緩和曲線の代表的な形式。走行距離に比例してハンドルを一定の速さで切っていったときに車両が描く軌跡に近く、道路設計で最も広く採用されている。
関連用語: 緩和曲線、単心曲線、片勾配(カント)
現地への設置
クロソイド曲線は円弧のように一定半径ではないため、区間を等間隔に分割してそれぞれの点の座標をクロソイドパラメータから計算し、座標測設で1点ずつ現地に落とし込む。単心曲線に比べ計算点数が多く、測設ミスが起きやすいため計算結果の検算を行う。近年は設計データを直接読み込める座標測設機能を持つトータルステーションを使い、手計算による転記ミスを減らす現場も多い。
実務での注意点
- クロソイドパラメータの単位・数値を設計図から正確に転記する
- 区間の分割間隔が細かいほど精度は上がるが、現地作業の点数と時間が増える
- 設置後は数点を抜き取り、計算値との差を検測して計算ミスがないか確認する
- 緩和曲線区間は片勾配のすり付けも同時に進むため、平面と縦断の両方を突き合わせて確認する
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)