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盛土/切土の体積からダンプ台数まで:最短ルートで概算するチェックリスト

立米(m³)の土量が出たら、台数→費用まで一気に当てたい。この記事は 盛土/切土の体積からダンプ台数・概算コストに到達する最短手順を、チェックリスト形式で整理。 最後にワンクリックで試せる無料計算機もご用意しました。

要点

  • 手順は4ステップ:①体積 → ②係数調整 → ③車種/積載 → ④台数・費用
  • 係数(膨張/締固め)はレンジで試算=幅のある“当て”が現場で強い
  • 車種・距離・待機でサイクルが変動 ⇒ 費用ブレの元はここを押さえる
  • 無料:土量コスト計算機で概算する

チェックリスト:最短ルートで概算

① 体積(m³)を確認

  • 図面・出来形・BIM/CIMから盛土/切土の体積を取得(不確実なら小/中/大の3値)
  • 厚みがばらつく場合は代表値でOK(詳細は後工程で精査)

② 係数を掛ける(膨張/締固め)

  • 切土→運搬は膨張で増える、盛土→締固めは減ることが多い
  • 現場標準レンジで低め/高めの2パターン試算(例:1.10と1.20)

③ 車種と積載量(m³換算)

  • 進入可否・法規・ヤード条件で2t/4t/10t等を選定
  • 積載量のm³換算は土質/含水で変動 ⇒ 目安範囲で当てる

④ 台数・費用を出す

  • 台数 ≒(調整後体積)÷(1台のm³)
  • 費用は搬出単価×体積 or 時間×台数×サイクルのどちらかで当てる
  • 距離・待機・積込/荷下ろしでサイクル時間を見込む

チェック後→そのまま概算(無料計算機)

クイック式:台数と費用の求め方

台数の目安

台数 ≒ (体積 × 係数) ÷ (1台の積載量[m³])

費用の目安(2通り)

  1. 体積単価方式:概算搬出単価(円/m³) × 体積(m³)
  2. 時間方式台数 × サイクル時間 × 時間単価(距離・待機・積込/荷下ろし含む)
車種積載量(m³換算の目安)例:体積 200m³、係数1.15 の台数
2t約2〜3 m³200×1.15÷(2〜3) ≒ 77〜115 台
4t約4〜5 m³200×1.15÷(4〜5) ≒ 46〜58 台
10t約6〜8 m³200×1.15÷(6〜8) ≒ 29〜38 台

※ m³換算は土質/含水/積み方で変動します。現場ルールを優先してください。

係数の目安(レンジで当てる)

ケース係数の目安備考
切土→運搬(膨張)1.10〜1.25土質/含水で増加。2パターン試算を推奨
盛土→締固め0.90〜0.95締固め後に減る想定。仕様書に従う
改良土1.00±α配合や含水で上下。現場基準を確認

※ 上記は一般的な目安です。契約・積算は仕様書/協議値を必ず確認してください。

ありがちなブレ要因(先に潰す)

  • 係数の入れ忘れ/逆算ミス:切土は膨張、盛土は締固め。方向を間違えない
  • 進入制限:大型不可 → 小型台数・単価が上がる
  • 待機のゼロ扱い:ゲート/積込/荷下ろしの合計数分〜十数分を見込む
  • 距離定義:片道/往復の扱いを統一

概算の次:精度を上げるなら

当社の ドローン測量三次元点群・BIM/CIM と併用すれば、出来形→土量→概算→精算まで一気通貫でご支援可能です。

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免責・注意事項

  • 本記事の数値は概算の目安です。契約/見積は現地条件・仕様書・協議結果を優先してください。
  • 積載量のm³換算や係数は土質・含水・法規で変動します。

よくある質問

Q. 立米ベースとトンベース、どちらで見れば良い?

A. 概算はm³でOK。重量規制や単価がトン基準の現場は比重を加味してt換算も併用してください。

Q. 係数はどれを採用すべき?

A. 仕様書/協議値が最優先。ない場合はレンジ(低め/高め)で2パターン提示が実務的です。

TAS Technical Writing Team(技術記事監修)