三重の工業倉庫でドローン在庫計測を定期導入した事例
三重県の大型工業倉庫では、従来の目視概算による在庫管理から、ドローン空中写真を活用した月次定期計測へ移行することで、在庫管理精度を大幅に向上させました。その実務フローをご紹介します。
背景・課題
対象の倉庫は、建設用資材・鉄鋼製品・電子部品などを保管する 3 階建て、延床面積 15,000 ㎡の施設。以下のような在庫管理上の課題がありました:
- 棚卸しが月 1 回、全従業員 20 名で 3 日間を要する
- 目視による「山積み」の重量・数量概算は精度が低く、帳簿在庫との乖離が 15% 以上
- 在庫位置の把握が属人的で、新人教育に時間がかかる
- 経営層への在庫レポートの提出が遅れ、経営判断が滞る
ドローン在庫計測の導入内容
当社がドローン空中写真測量と体積計算を組み合わせた定期計測を実施:
- 撮影方法:DJI Phantom / Mavic シリーズによる高精度空中写真
- 計測パターン:倉庫全体の正上面画像 + 棚高さ確認用の斜撮り
- 精度:体積換算で ±3〜5% レベル(材料の種類・積み方で変動)
- 処理期間:撮影翌営業日に計測レポート納品
- 月次費用:15 万円〜(固定契約による割引適用)
実務フローと運用
月次計測は以下のプロセスで実施:
- 撮影日の段取り:毎月初営業日に事前通知、倉庫の人員配置最小化
- 空中写真撮影:ドローン操縦〜撮影で 1.5 時間(荷物の積み替えなし)
- データ処理:Metashape でオルソ画像化、GridMaster で体積計算
- レポート自動生成:項目別在庫量、前月比較、グラフ化を自動で出力
- 帳簿との照合:ERP システムへのデータ連携(CSV/API)
実務での効果
月次 15 万円のドローン計測導入により、以下の成果が実現:
- 棚卸し業務時間の削減:従来 3 日→現在 4 時間(給与削減額 月 18 万円相当)
- 在庫精度の向上:帳簿在庫との乖離が 15% → 2% に改善
- 経営判断の迅速化:在庫レポートが翌日納品され、資金繰り・購買計画の判断が 1 週間早期化
- 在庫可視化:棚区域別の在庫量が日次で把握可能に、ロケーション管理の最適化
- ROI:初年度で投資回収率 180%(従業員 1 名分の人件費削減で十分償却)
ドローン在庫計測の適用条件
この方法が有効な倉庫・施設:
- 規模 5,000 ㎡以上の大型倉庫・工場
- 積み上げ型の棚卸し(袋・箱・パレット)
- 屋根・天井が高く、ドローン飛行が可能な空間
- 月 1 回以上の定期計測を要する施設
屋根なし・開放型の野積み場や、小型棚への在庫についても対応可能です。
三重県内での定期計測の導入相談
三重県の倉庫・工場での定期的な在庫計測をお考えでしたら、当社にお気軽にお問い合わせください。初期調査(御社の施設形状・計測ニーズの確認)は無料で承ります。
採石・骨材・石炭・木質チップ・スクラップなどの在庫棚卸しは、ドローン在庫計測サービス(料金・対応材料・計測の流れ)で対応しています。月次・四半期の定期計測もご相談ください。
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)