ドローン測量というと「土木」「建設」がメイン市場だと思っていました。しかし営業をしていると、予想外の業界から問い合わせが来ることがあります。
食品工場から「在庫量の3D計測」の相談が
ある大手食品メーカーから問い合わせをもらったのは驚きでした。内容は「保管倉庫内の原料の山積み状態を正確に計測したい」というもの。在庫計測は15万円からのプランで対応できます。
従来の目視や概算では誤差が大きく、月単位での在庫評価額の計算に支障が出ていたそうです。3Dスキャンで正確な体積を算出すれば、決算精度が上がります。
農業法人から「圃場管理」の相談も
別の時期には、大規模農業法人から「毎月の圃場の高低差を記録したい」という相談をもらいました。ドローン測量で圃場全体のDEM(デジタル標高モデル)を作成し、精密農業のための基礎データにするとのことです。
こちらも測量業登録第(1)-37730号に基づいたプロフェッショナルサービスとして提供できます。
保険会社から「災害リスク評価」の相談も
さらに予想外だったのは、損害保険会社からの問い合わせです。大規模施設の災害時リスク評価のため、事前に3Dデータを取得・保管したいというニーズでした。
赤外線カメラによる調査も25万円からのプランで対応でき、複合的なサービス提供が可能でした。
「業界限定」は経営戦略の落とし穴
これらの経験から学んだのは、サービスの本質を再定義することの大切さです。
「ドローン測量 = 土木測量」という狭い定義ではなく、「3次元データ取得 = 様々な業界の意思決定支援」という広い視点を持つことで、市場の可能性が大きく広がります。
現在では218件以上の実績の中に、想定外の業界からの案件も含まれています。固定観念を持たず、相手がやりたいことを理解することが営業の基本だと気づかされた話です。