「なぜドローン測量会社を作ったのか?」と聞かれると、決まって2011年3月の話をします。
「縁の下の力持ち」の仕事をしていた
私は出光興産の需給・物流部門で働いていました。石油タンカーが入港するタイミングの調整から、製油所でのローディング計画、タンクローリーへの配送指示まで——燃料が日本全国に届くサプライチェーン全体を担当していました。
「物流担当」というのは表に出ない仕事です。うまく機能していれば誰も気づかない。でも何か問題が起きれば、一気に最前線に立つ。そういう「縁の下の力持ち」的な性格の仕事でした。
3.11が全てを変えた
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。
その日から数週間、私の仕事はまったく別のものになりました。普段は「スムーズに物を届ける」のが仕事でしたが、震災後は「何が何でも燃料を届ける」という切迫した状況になった。
燃料がなければ救急車は動けない。発電機は止まる。透析患者は生命の危機に瀕する。物流インフラが止まるということは、そういうことでした。
普段は日陰の仕事。でも止まったとたん、人命に直結する——。この事実を、私は現場のざわめきの中で初めて実感しました。
「測量」も同じだと気づいた
後に独立してドローン測量・3D計測の仕事を始めた時、同じことに気づきました。
正確な現況データがなければ、設計はできない。土量が合わなければ、工事は止まる。施設の劣化を見逃せば、いつか大きな事故につながる。
測量という仕事も、「当たり前」の裏側にある縁の下の力持ちです。でも機能しなくなれば、現場全体が動かなくなる。
東海エリアで、今日も現場に向かう理由
東海エリアは南海トラフ地震の想定震源域に近い地域です。3.11の記憶は、「いざという時に動ける体制を平時から作っておくこと」の重要性を教えてくれました。私たちがドローン測量データを活用したBCP策定のサポートを行っている理由でもあります。
計測・測量という「縁の下の力持ち」の仕事が、現場を守る。そう信じて、名古屋を拠点に今日も東海エリアの現場に向かっています。
東海エアサービスについて
- 本社:名古屋市名東区(代表:國本洋輔)
- 設立:2020年3月
- 資格:測量業登録(第(1)-37730号)・全省庁統一資格・BCP認定
- 実績:218件以上
- 対応エリア:東海4県(愛知・三重・岐阜・静岡)