ドローン測量の発注が初めてで、どの業者に頼めばいいか分からない――そう感じる担当者の方は少なくありません。単に価格だけで決めてしまうと、成果物の形式が自社のシステムに合わなかったり、公共工事の検査で提出書類が不足したりといったトラブルが発生します。このページでは、業者選びで確認すべき観点を中立的に整理します。
確認すべきポイント一覧
以下の表を参考に、候補業者に事前確認してみてください。
| 確認項目 | チェックの目安 |
|---|---|
| 測量業登録(登録番号) | 測量法に基づく登録が必須。番号を確認し、登録業者の検索で照合できる |
| 公共測量への対応 | 「作業規程の準則」への準拠可否と、それを裏付ける成果品の経験があるか |
| 操縦資格・飛行許可 | 無人航空機操縦者技能証明(一等・二等)の有無。夜間・目視外など特殊飛行の可否も確認 |
| 測量士資格 | 測量業の登録には実務責任者として測量士の設置が求められる |
| 賠償責任保険 | 飛行中の事故に備えた保険加入の有無と補償上限額 |
| 実績・対応分野 | 土工現場・インフラ点検・赤外線調査など、自社の用途に近い実績があるか |
| 精度管理・品質体制 | GCP(地上基準点)の設置方針、検証点での精度確認手順 |
| 成果物の形式 | LAS/LAZ(点群)、DWG/DXF(CAD)、LandXML、PDFなど、必要な形式に対応しているか |
| 対応エリア・体制 | 拠点の場所と全国対応の可否。自社施工か、協力会社経由かも確認 |
目的別に重視するポイント
公共測量・官庁工事の場合は、測量業登録の有無と作業規程の準則への準拠実績が最優先です。成果品の提出要件は発注機関によって異なりますが、座標系の指定(JGD2011など)や成果品一式の構成を事前に確認しておくと後工程がスムーズです。
点群データを後工程で活用する場合(BIM/CIM連携、土量計算、インフラ管理など)は、処理ソフトと出力形式の確認が重要です。Metashape・Pix4DmapperといったSfM処理ソフトと、TREND-POINTやTREND-ONEなど点群専用ソフトの両方を保有しているかどうかで、納品できるデータの加工精度が変わります。
インフラ点検・設備点検の場合は、赤外線カメラへの対応可否、および近接飛行や目視外飛行の許可取得実績が必要になることがあります。点検レポートの形式も業者によって異なるため、サンプルを事前に確認することを推奨します。
見落としやすいチェック項目
再委託(外注)の有無――受注した業者が実飛行を別会社に丸投げするケースがあります。この場合、品質管理の責任者が不明確になりやすく、精度トラブルの際の対応が遅れることがあります。誰が現場で飛行し、誰が精度確認を行うか、事前に確認しましょう。
飛行申請の対応範囲――国土交通省へのオンライン申請や、空港周辺・人口集中地区での飛行許可取得を業者側で対応するかどうかは業者によって異なります。申請手続きを自社で行う前提なのか、業者が代行するのかを明確にしておくと、工期の見積もりが正確になります。
再計測・アフター対応の方針――天候不良による再フライトや、精度基準を満たさなかった場合の再作業について、費用負担とリードタイムの考え方を事前に確認しておくことを推奨します。
座標系・測地系の整合――既存の設計図面や台帳データと座標系が合わない場合、後工程で変換コストが発生します。使用する座標系(世界測地系・平面直角座標系第◯系など)を発注前に共有してください。
よくあるご質問
Q. 測量業登録のない業者に依頼しても問題ありませんか?
A. 公共測量(国・自治体が実施または委託する測量)は、測量業者登録がなければ受注できません。民間工事であっても、納品成果を公的な手続きに利用する場合は登録業者への依頼が適切です。登録番号は登録業者の検索で確認できます。
Q. ドローン操縦士の資格は何を確認すればよいですか?
A. 2022年12月以降は無人航空機操縦者技能証明制度(一等・二等)が始まっています。夜間飛行・目視外飛行・人口集中地区上空など特殊なカテゴリーの飛行を伴う場合は、対応する資格と飛行許可の有無を個別に確認してください。
東海エアサービスの実務での進め方
東海エアサービスは、上記の確認項目に対して以下の体制を整えています。
資格・登録面では、測量業登録 第(1)-37730号を取得し、全省庁統一資格(役務・全国)も保有しています。公共工事への対応があり、作業規程の準則に基づく成果品の納品が可能です。
機材・ソフト面では、DJI系RTK/PPK対応ドローンによる高精度測量と、地上型レーザースキャナによる近接計測の両方に対応しています。写真測量処理はMetashape・Pix4Dmapper、点群処理はTREND-POINT・TREND-ONEを使用しており、LAS・LAZ・DWG・DXF・LandXML・PDFなど主要な形式での納品が可能です。
保険・品質管理面では、飛行中の事故に備えた賠償責任保険に加入しています。現場では地上基準点の設置と検証点での精度確認を実施し、納品前に精度記録を確認できる形で提出しています。
対応エリアは名古屋拠点で全国に対応しています。現場条件(飛行制限区域の有無、地形、工期)によって最適な機材と手順をご提案しますので、まずは現場の概要をお知らせください。
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