東海エリアの工場・倉庫在庫をドローン計測|製造業の棚卸し効率化事例

工場や倉庫での在庫棚卸しは、製造業・物流業にとって欠かせない業務でありながら、人手と時間のかかる作業が続いています。野積みの原材料や骨材、タンク・サイロの貯蔵物、倉庫ヤードの資材など、形状が不規則で量が多いほど、目視計測や人海戦術では誤差が生じやすくなります。ドローンと地上型レーザースキャナを組み合わせた3D計測は、短時間で広範囲のデータを取得し、体積を数値化する手段として、東海エリアの製造業・物流施設での活用が進んでいます。

ドローン・3Dで在庫計測できる対象

在庫対象主な計測手法主な成果物
屋外野積み資材(骨材・砕石・土砂・廃材)ドローン写真測量(PPK/RTK)点群(LAS/LAZ)・体積計算表・差分図
原材料ヤード(鉄鉱石・石炭・チップ・バイオマス)ドローン写真測量・LiDAR点群・体積計算表・PDF報告書
タンク・サイロ外形(粉体・液体容器の外寸把握)地上型レーザースキャナ点群・DWG/DXF・寸法図
倉庫ヤード・屋外保管物ドローン写真測量点群・体積計算表・差分図
物流施設・パレット積み資材(屋根下)地上型レーザースキャナ点群・体積計算表・DXF

業種別の詳細は、骨材・砕石ヤードの在庫計測製鉄所・鉄鋼の原料在庫木材チップ・バイオマス燃料の在庫もご覧ください。

在庫計測の進め方

計測は大きく4つのステップで進みます。

① 現地確認・基準点設置:施設の安全ルール確認と飛行経路の事前調整を行います。屋外の野積みヤードでは、精度を担保するためのGCP(地上基準点)またはRTK/PPK対応のドローンを使用します。

② 撮影・スキャン:ドローンで空撮し写真測量データを取得します。屋根下・屋内は地上型レーザースキャナで計測します。1フライト・1スキャンで広範囲の3Dデータを収集できます。

③ 点群処理・体積算出:TREND-POINTを使って点群を処理し、基準面(ヤード底面・初期地盤面)を設定して体積を算出します。基準面の設定方法は施設ごとに異なるため、担当者と事前に確認します。

④ 差分計測・受払突合:定期的に計測を繰り返すことで、前回との差分から受払量を把握できます。帳簿在庫と計測在庫の突合に活用する施設が増えています。

計測の留意点と限界

体積から重量(トン数)を求める場合は、嵩比重(かさひじゅう)が必要です。嵩比重は素材の種類・含水率・粒度・積み方によって変動するため、施設管理値または事前のサンプル測定値を使用することが原則です。東海エアサービスでは嵩比重の決定は施設管理者に委ねており、体積の数値提供にとどめています。

屋外ヤードの点群計測では、屋根・庇のある箇所や屋内エリアはドローンの飛行が困難なため、地上型レーザースキャナに切り替えます。稼働中の構内での計測は安全管理が最優先事項です。フォークリフトや重機との接触リスクを排除するため、作業時間帯・動線・立入禁止範囲を事前に施設管理部門と調整します。

また、粉体系の原材料は表面形状が崩れやすく、計測タイミングによって体積が変動することがあります。「計測直後」の値がいつの在庫量を示すのかを明確にしておくことが、帳簿との突合精度を高めます。

定期棚卸しへの活用

月次・四半期単位で同一条件の計測を繰り返すことで、在庫の増減トレンドを把握できます。帳簿上の受払と実計測値の差異が継続的に確認できるため、ロスの発見や在庫管理の改善に役立てる施設が増えています。

定期計測では初回の基準面(ヤード底面・地盤面)データを保存しておくことが重要です。初回データが正確であるほど、以降の差分計算の信頼性が上がります。東海エアサービスでは初回計測時に基準面の設定方針を書面で確認し、継続計測でも同一条件を維持する運用を取っています。

よくあるご質問

Q. 稼働中の工場でも計測できますか?
A. 屋外ヤードであれば稼働中でも計測できるケースが多いです。ただし、重機・フォークリフトが動いているエリアへの立入制限や、飛行経路の事前確認が必須です。施設の安全管理ルールを優先し、立入が難しいエリアは計測外とする場合があります。

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Q. 体積のデータから重量は計算してもらえますか?
A. 体積のデータは成果物としてお渡しします。重量への換算は嵩比重が必要で、素材・状態によって値が異なるため、施設管理者が保有する管理値を使って施設側で換算していただく運用を基本としています。

東海エアサービスの実務での進め方

東海エアサービスは名古屋市名東区を拠点に、測量業登録(第(1)-37730号)・全省庁統一資格を取得しています。工場・倉庫の在庫計測では、DJI系RTK/PPK対応ドローンと地上型レーザースキャナを使い分け、点群処理はTREND-POINT・TREND-ONEで行います。成果物はLAS・LAZ形式の点群データ、体積計算表、差分図、DWG/DXF、PDF報告書としてお渡しします。

現場でよく受ける相談は「帳簿との差異が毎回大きいが原因を特定できない」「ヤードの面積が広く人手での計測に限界がある」「計測員を入れる時間帯を作れない」という内容です。計測開始から現地計測後5営業日(急ぎの場合は3営業日)を目安に成果物をお渡しするスケジュールで対応しています。東海エリアを中心に全国対応しています。

在庫計測・3D計測

工場/倉庫の在庫を点群で正確に棚卸し

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採石・骨材・石炭・木質チップ・スクラップなどの在庫棚卸しは、ドローン在庫計測サービス(料金・対応材料・計測の流れ)で対応しています。月次・四半期の定期計測もご相談ください。

TAS Technical Writing Team(技術記事監修)
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