鉄道・線路沿いの測量にドローンが活用される理由
鉄道の法面・盛土・軌道周辺の測量は、営業線近接という特殊な環境のため、人力測量では安全管理コストと作業制約が大きくなります。ドローンを活用することで、線路に近づかずに上空から計測でき、法面・盛土・軌道周辺の形状を効率的に把握できます。
東海エアサービスでは「法面の変状を記録して維持管理計画を立てたい」「盛土の沈下・変形を定期的にモニタリングしたい」「軌道周辺の現況測量を省力化したい」というご相談をよくいただきます。
鉄道・線路沿いでの主な活用場面
1. 法面の点検・記録
切土法面・盛土法面の形状を高解像度で記録します。ひび割れ・侵食・変形の位置を点群データとオルソフォトで記録し、定期点検記録として保存します。前回計測との比較で変状の進行状況を把握します。
2. 盛土の体積・変形計測
盛土の表面形状を定期的に計測し、設計値との差分から変形量を算出します。沈下・膨らみ・侵食の量を数値で把握し、補修工事の計画根拠として活用できます。
3. 軌道変位モニタリング
軌道周辺の地形変化を定期計測し、地盤変動・土砂移動の動向を把握します。異常な地形変化を早期検知することで、脱線事故等のリスク低減につながります。
鉄道・線路沿いでよくある相談内容
東海エアサービスが鉄道関連で受ける相談でよく聞かれるのは以下の内容です。
- 「法面が多くて人力点検に時間がかかりすぎる。ドローンで効率化したい」
- 「大雨後に盛土が変形していないか確認したい」
- 「軌道周辺の現況測量データを保守部門に提供したい」
- 「申請から計測完了まで何日かかるか知りたい」
営業線近接作業の申請手順
鉄道事業者の管理エリア内(または近接エリア)でドローンを飛行させるには、鉄道事業者の事前承認が必要です。東海エアサービスでは申請書類の作成・提出をサポートします。手続きに要する期間(通常2〜4週間程度)を考慮したスケジューリングが必要です。
航空法上の飛行制限(人口密集地・夜間・目視外等)についても確認のうえ、必要な許可申請を当社が代行します。
実務フロー
- ロケハン・申請準備:鉄道事業者への飛行申請書類準備、航空法申請
- 承認取得・飛行計画確定:鉄道事業者・国土交通省の承認を取得
- UAVフライト:RTK/PPK対応機で計測(水平±3cm・垂直±5cm)。列車運行との安全調整
- 点群・DSM生成:Metashape / Pix4Dmapperで処理
- 変形量・体積算出:TREND-POINTで計測。PDF報告書納品
見積時に確認していること
- 計測区間の延長・対象(法面・盛土・軌道周辺)
- 鉄道事業者の申請要否・申請先の確認
- 計測タイミング(終電後・列車間隔・作業時間の制約)
- 定期モニタリングの必要性(年次・季節ごと)
- 成果物形式(PDF・DXF・LandXML等)
よくある質問
Q:列車が運行中でも飛行できますか?
列車運行中の飛行は安全上のリスクがあり、鉄道事業者が禁止しているケースがほとんどです。終電後の保守間合い(メンテナンス時間帯)や列車運行のない区間での飛行が基本になります。スケジュールは鉄道事業者との協議が必要です。
Q:申請から計測完了まで何日かかりますか?
鉄道事業者への申請・承認に2〜4週間、航空法申請に最低10営業日程度が必要です。余裕をもったスケジュールでご相談いただくことをお勧めします。
Q:急傾斜の法面でも計測できますか?
急傾斜の切土法面でも対応可能です。ドローンの飛行姿勢・カメラ角度を調整し、法面に沿ったオービット飛行で点群データを取得します。
Q:複数区間をまとめて計測できますか?
複数区間を同一日程でまとめて計測することが可能です。鉄道事業者への申請も一括で行い、効率的なスケジュールをご提案します。
費用目安と対応エリア
鉄道・線路沿いの測量費用は計測区間・申請手続き・計測回数によって異なりますが、目安として15万円〜からご相談いただいています。全国対応(全省庁統一資格・役務)。
東海エアサービス株式会社 TEL:050-7117-7141(平日9:00〜18:00)
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