本文へ移動
  1. トップ
  2. コラム
  3. ドローン測量
  4. 公共測量にドローンを使う方法|国交省基準・申請手順
コラム

公共測量にドローンを使う方法|国交省基準・申請手順

この記事に関係するサービスは「ドローン測量(UAV写真測量)」です。料金は、3分で概算を見られます。

公共測量でドローンを導入する自治体や建設企業が増えています。従来の地上測量と比べて調査期間の短縮や人員配置の効率化が期待できるため、現場担当者にとって実用的な選択肢になりつつあります。本記事では、公共測量でドローンを活用するための基準や申請手順、実務上の注意点を解説します。

公共測量におけるドローン活用の基本要件

公共測量にドローンを使用する場合、国土交通省が定める「公共測量作業規程」に準拠する必要があります。単なる空撮ではなく、測量成果として認められるデータを取得することが求められます。

ドローン測量が公共測量として認可されるには、以下の要件をクリアする必要があります:

  • 測量業登録を持つ事業者による実施
  • 精度管理基準への適合
  • 使用機器の校正記録
  • 操縦士の技能基準を満たす人員配置

特に測量業登録は必須です。登録なしにドローン測量サービスを提供することはできません。また、ドローンの搭載カメラやセンサーが規定の精度を保っているかを定期的に確認し、その記録を3年保管することが義務付けられています。

図解公共測量で出す書類と成果品

公共測量では作業計画書を先に出し、精度管理表と検証点残差報告書を付けて、指定の形式で納めます。

出すもの内容
作業計画書 計測の前に提出
精度管理表・検証点残差報告書 検証点で残差を確かめた結果
点群 オリジナル・グラウンド・グリッドデータ(LAS)
3次元設計データ LandXML

国土交通省のUAV写真測量のマニュアルに沿った手順で計測します。当社は測量業登録 第(1)-37730号を受け、全省庁統一資格(役務の提供等)を持っています。

出典:当社のよくある質問(公共測量)、点群処理の代行のサービス内容

申請手順と必要な書類

事前協議から着手通知まで

公共測量の実施にあたっては、発注者との事前協議が重要です。測量内容、実施予定地域、使用するドローンの機種、取得データの精度などを事前に打ち合わせます。

具体的な申請フローは以下の通りです:

  1. 発注者に測量計画書を提出
  2. 使用機器の仕様書・校正証明書を添付
  3. 操縦士の資格証を提示
  4. 発注者による事前協議・許可
  5. 着手通知書を提出して実施開始

書類作成の段階で、ドローンの機種、搭載センサーの精度、飛行高度、撮影範囲などを明記する必要があります。撮影日時や気象条件による精度への影響も記載しておくと、後の検査対応がスムーズになります。

実施後の成果品提出

測量完了後は、オルソ画像(正射影画像)や点群データなど、規定フォーマットでの成果品提出が求められます。併せて測量野帳やデータ処理過程の記録も保管しておきます。発注者の検査に合格することで初めて公共測量の成果として認められます。

ドローン測量で気を付けるべき実務的なポイント

気象条件と飛行計画

ドローン測量は気象に左右されやすい作業です。風速5m/s以上での飛行は精度低下につながるため、天気予報の確認と現場での風測定が欠かせません。雨天での飛行は機体の故障リスクがあるため、基本的に避けるべきです。

飛行計画書には、飛行経路、予定時間、代替日を記載しておくと、天候悪化時の対応判断がしやすくなります。

立入禁止区域の設定と安全管理

公共測量でも人口集中地区での飛行には航空局への許可申請が必要な場合があります。市街地での工事現場内測量では、飛行区域の設定と立入禁止措置を厳格に行い、関係者への周知徹底が求められます。

操縦士は常に機体の視認範囲内で操縦し、安全管理員を配置することで、予期しない落下や人への接触を防ぎます。

書類に署名する手元
書類に署名する手元(写真はイメージです)

よくある質問

Q1. ドローン測量の精度はどの程度ですか?

A. 公共測量規程に準拠したドローン測量では、通常±10cm~±50cm程度の精度が期待できます。機体、カメラ、処理ソフトの組み合わせや飛行条件により変動するため、事前に精度基準を確認し、実現可能性を検討する必要があります。

Q2. 小規模な工事でも公共測量の基準を適用する必要がありますか?

A. 公共事業の一環として実施される測量であれば、規模の大小を問わず公共測量基準の適用が原則です。ただし、事前打ち合わせで発注者が簡易測量を認める場合もあるため、契約内容を確認することが重要です。

Q3. ドローン測量に必要な操縦士の資格は何ですか?

A. 測量業登録事業者の従事者であれば、特定の国家資格は不要ですが、メーカー認定の操縦技能講習修了や民間技能認定(例:日本測量協会等)を取得していることが求められることが多いです。発注者の指定基準を事前確認しましょう。

公共測量ドローン活用の今後

2024年現在、国交省の作業規程も段階的に改正されており、ドローン測量の活用範囲は広がっています。建設現場の進捗管理や用地測量、河川・道路の定期点検など、様々な公共事業で導入が進んでいます。

導入を検討する際は、自社の測量業登録状況、機器の精度管理体制、操縦人員の確保を確認した上で、発注者との綿密な事前協議を重ねることをお勧めします。

公共測量のドローン導入については、測量業登録第(1)-37730号を保有する東海エアサービス(名古

図解ドローン測量の進め方

ドローン測量は、標定点の設置と撮影のあと、検証点で精度を確かめてから、現地計測後5営業日を目安に納品します。

  1. 1現地の下見計測範囲・地形・植生と、飛行許可の要否を確かめます。
  2. 2標定点の設置標定点(対空標識)を設置し、座標を取得します。
  3. 3飛行・撮影飛行ルートに沿って撮影します(通常は半日〜1日)。
  4. 4点群の作成写真から点群・オルソ画像・3次元モデルをつくります。
  5. 5精度の確認検証点の残差を確かめ、精度管理表をつくります。
  6. 6納品現地計測後5営業日が目安です(急ぎは3営業日・別途お見積もり)。

公共測量では、計測の前に作業計画書を提出します。飛行許可が要る現場は、承認まで通常10営業日ほどかかります。

出典:当社の作業手順(ドローン測量)

ドローン測量の内容と料金を見る
東海エアサービス株式会社

名古屋市名東区のドローン測量・3次元計測の会社です。土量・出来形・在庫・設備を測り、点群・図面・数量計算書で納品しています。測量業登録 第(1)-37730号。