港湾・埠頭の測量にドローンが適している理由
港湾・埠頭は広大なエリアに構造物が点在し、一部は水際や海上設備に近接しているため、人力測量では移動コストと安全管理の負担が大きくなります。ドローン測量を活用することで、広大なエリアを短時間・低コストで面的に計測し、護岸・岸壁・荷役エリアの現況を正確に把握できます。
東海エアサービスでは「大規模な埠頭の現況測量を効率化したい」「護岸の変形・沈下を定期的にモニタリングしたい」「改修計画の設計根拠となるデータが必要」というご相談をよくいただきます。
港湾・埠頭での主な活用場面
1. 広大な埠頭の現況測量
荷役ヤード・コンテナ置き場・構内道路の全体を1回のフライトで計測します。生成したオルソフォトとDSMを用いて、舗装の劣化・路面変形・勾配を面的に把握できます。面積が広いほど人力測量との差が大きくなり、ドローン測量のコストメリットが高まります。
2. 護岸・岸壁の変位モニタリング
護岸の天端高・法面形状を定期的に計測し、前回計測との差分から変位量を算出します。沈下・侵食・崩壊の兆候を早期に発見し、修繕計画の優先順位付けに活用できます。恒久GCPを設置することで毎回同一座標での比較が可能です。
3. 改修計画支援
計測データをDXF・LandXML形式で出力し、設計ソフトへの直接インポートが可能です。護岸改修・舗装補修の設計根拠データとして活用できます。現況と設計値の差分を断面図で可視化することで、工事ボリュームの事前把握に役立ちます。
港湾・埠頭でよくある相談内容
東海エアサービスが港湾・埠頭関連で受ける相談でよく聞かれるのは以下の内容です。
- 「広い埠頭の現況を一括で把握したい。人力では時間がかかりすぎる」
- 「護岸の天端高が変化していないか定期的に確認したい」
- 「老朽化した岸壁の修繕計画を立てるための設計根拠データが必要」
- 「台風後の被害状況を迅速に把握して報告書にしたい」
実務フロー
- ロケハン・飛行申請:港湾管理者への事前調整、航空法申請、重要施設周辺の飛行制限確認、GCP設置計画
- UAVフライト:RTK/PPK対応機で計測(水平±3cm・垂直±5cm)。安全管理者との連携のもと実施
- 点群・DSM・オルソ生成:Metashape / Pix4Dmapperで処理
- TREND-POINTによる点群編集・QC:ノイズ除去・精度検証・護岸形状の抽出
- 成果物納品:LAS/LAZ・GeoTIFF・DXF・PDF報告書(変位量比較図含む)
港湾での飛行申請について
港湾エリアは「重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律」の対象となる場合があります。飛行前に港湾管理者・海上保安庁・航空法に基づく申請手続きを当社が代行します。申請が必要かどうかの確認もお気軽にご相談ください。申請から飛行まで、最短でどれくらいかかるかも初回ご相談時にお伝えします。
見積時に確認していること
- 計測エリアの面積・範囲(岸壁の延長・荷役ヤードの広さ)
- 飛行制限の有無(重要施設指定・港湾管理者への申請要否)
- 稼働中の港湾かどうか(飛行可能な時間帯の確認)
- 計測目的(現況把握・モニタリング・改修計画設計)
- 定期計測の必要性(護岸モニタリング等)
よくある質問
Q:稼働中の港湾でも計測できますか?
稼働中の港湾では飛行可能なエリアが制限されます。操業時間外・休港日・早朝などに計測スケジュールを調整することで対応可能です。港湾管理者との事前調整を当社が支援します。
Q:護岸の水面下は計測できますか?
ドローン測量は地表・構造物の表面計測に限られます。水面下の海底地形計測はマルチビームソナー等の別手法が必要です。
Q:大型コンテナが積み上がっているエリアは計測できますか?
コンテナ上面はドローンで計測できますが、コンテナの影になる地面部分は点群データが取得できない場合があります。計測計画時に対象物の配置状況をご共有ください。
Q:台風後の護岸被害調査に使えますか?
災害直後の被害状況調査にも対応しています。飛行申請を優先的に処理し、可能な限り迅速に現場に対応します。緊急計測のご相談もお受けしています。
費用目安と対応エリア
港湾・埠頭の測量費用は計測面積・申請手続きの内容によって異なりますが、目安として15万円〜からご相談いただいています。全国対応(全省庁統一資格・役務)。
東海エアサービス株式会社 TEL:050-7117-7141(平日9:00〜18:00)
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