点群処理の外注とは
ドローン測量や3Dスキャンで取得した生データを、点群・DSM・オルソ画像・土量計算結果などの成果物に仕上げる「内業(ないぎょう)」作業。この処理工程を外部の専門業者に委託することを「点群処理の外注」と呼びます。
ドローンの操縦・撮影は社内で行えるが処理ソフトが扱えない、あるいは繁忙期に内業要員が不足しているといった場合に、外注が選択肢となります。
外注できる点群処理の範囲
| 工程 | 内容 | 外注可否 |
|---|---|---|
| フォトグラメトリー処理 | 写真→点群・DSM・オルソ生成(Metashape/Pix4D) | ○ |
| GCP配置・精度検証 | 地上基準点の座標取り込みと精度レポート作成 | ○ |
| 点群分類・フィルタリング | 地面・建物・植生の分離(ClassificationProcessing) | ○ |
| 土量計算 | TIN面・切盛り量の算出・帳票作成 | ○ |
| BIM/CIM連携 | Revit・Civil 3Dへのデータ取り込み・モデル作成支援 | ○(要相談) |
| 測量報告書作成 | 成果品一式・精度証明書の作成 | ○ |
| ドローン飛行・撮影 | 現地飛行・写真取得 | 別途(外業費) |
点群処理の外注費用の相場
フォトグラメトリー処理のみ(内業代行)
ドローン写真データを受け取り、点群・DSM・オルソ画像を生成するシンプルな内業代行です。
- 小規模(〜1ha):3万〜8万円
- 中規模(1〜5ha):8万〜20万円
- 大規模(5ha〜):20万〜50万円
現場の複雑さ(建物・樹木・急傾斜の有無)や、精度要件・納期によって変動します。
土量計算込みのパッケージ
点群生成から土量計算・帳票作成まで一貫して依頼する場合の費用目安です。
- 小規模(〜1ha):10万〜20万円
- 中規模(1〜5ha):20万〜40万円
- 設計データ(DXF等)との比較が必要な場合:別途5万〜10万円
3次元計測フルサービス(東海エアサービスの場合)
東海エアサービスでは、ドローン飛行から点群処理・報告書作成まで一貫対応しています。3次元計測の標準価格は25万円〜(税別)です。精度は水平±3cm・垂直±5cmを標準保証しており、218件以上の実績があります。
外注先を選ぶ際のチェックポイント
1. 使用ソフトの確認
Metashape・Pix4Dmapperが業界標準です。独自ソフトのみに対応している業者は、成果物フォーマットの互換性を確認してください。
2. 精度保証の有無
GCPなしの相対精度しか保証できない業者と、絶対精度(座標系準拠)で保証できる業者では品質が大きく異なります。発注前に精度仕様を明記させることが重要です。
3. データ受け渡し方法とセキュリティ
点群データは数GB〜数十GBになるため、大容量ファイルの転送方法(クラウドストレージ・FTP等)と、機密データの取り扱いポリシーを確認してください。
4. 納期と対応スピード
繁忙期(3〜4月、9〜10月)は納期が伸びる傾向があります。急ぎの案件は事前に相談することをおすすめします。
内製と外注の判断基準
以下のケースでは外注が有利です。
- 処理ソフトのライセンス費用(MetashapeはStandard版で約25万円)を回収できる案件量がない
- 繁忙期のスポット対応として利用したい
- 高精度・特殊処理(BIM連携・LiDAR点群分類)が必要な単発案件
- 担当者が測量知識を持っておらず、成果品のクオリティ保証が必要
まとめ
点群処理の外注費用は、現場規模・処理内容・精度要件によって3万〜50万円以上と幅があります。自社でのコスト試算と比較しながら、品質・スピード・コストのバランスで判断することが重要です。東海エアサービスでは、内業代行から測量フルパッケージまでご相談を承っています。
点群処理の代行サービス(料金公開)
撮影済みの写真・点群データをお送りいただくだけで、点群生成・土量計算・DWG/DXF図面化まで代行します。地形図作成 87,500円/ha〜・横断図 3,125円/本〜。