病院・医療施設のドローン調査が求められる背景
医療施設は患者の安全確保が最優先です。外壁の劣化や屋上の防水状況を把握することは、施設の長期管理と患者・スタッフの安全確保に不可欠です。
従来の高所作業車やゴンドラを使った点検は、患者や入院者への影響が大きく、コストも高額でした。そこで注目されているのがドローンを活用した非接触点検です。
医療施設のドローン調査の活用例
外壁赤外線点検
- 熱画像解析:サーモグラフィーで外壁の浮きや断熱欠損を可視化
- 非接触施工:足場不要で施工期間が短い
- 患者への影響最小化:高所作業車の出入りがなく、院内の通常業務を継続
- 正確な劣化診断:タイル浮き、シーリング劣化を早期発見
施設現況測量
- 3次元データ化:建物全体の形状を正確に計測(水平±3cm・垂直±5cm)
- 改修計画の基礎:必要な改修箇所の把握と予算計画に活用
- 竣工図確認:増築部分や経年変化の把握
医療施設特有の外壁赤外線点検の手順
飛行前の準備
病院でのドローン調査では、医療機器への電波干渉を最小化するために事前確認が必要です。RTK測位に使用するGNSS信号(GPS/GLONASS等)は受動的な受信であり、電波を発信しないため医療機器への影響はほぼありません。ただし、一部のドローンが使用する通信周波数(2.4GHz/5.8GHz)については、医療機関の医療機器安全管理責任者に事前確認を行います。
フライト計画と実施
病院では入院患者の安静時間・外来診察時間を避けた時間帯(早朝・休日・閉院後等)でのフライトを原則とします。フライトコースは建物外周を一定高度で周回し、外壁全面の赤外線画像と高解像度画像の両方を取得します。赤外線カメラは外壁表面温度差0.1℃以下を検出できるため、コンクリート内部の浮きや断熱欠損箇所を可視化できます。
プライバシー保護の対応
病院の窓・出入口付近の撮影では、患者や面会者が映り込まないよう撮影角度を調整します。万一、人物が映り込んだ画像はモザイク処理を施してから報告書に添付。画像データは暗号化して管理し、第三者への提供は行いません。
報告書の内容
調査後の報告書では、外壁全面のオルソ画像上に赤外線異常箇所をプロットした「損傷分布図」を作成します。各損傷箇所には拡大写真と赤外線熱画像を並べて掲載し、損傷の種類(タイル浮き・シーリング劣化・断熱欠損等)と緊急度を判定します。改修費用の概算算出にも活用できます。
医療施設のドローン調査の特殊性
患者・入院者への配慮
- 点検スケジュール:患者の安静時間帯・外来診察時間を避けて実施
- 騒音対策:低騒音ドローンの使用(機種選定段階から配慮)
- プライバシー保護:窓部分の画像はモザイク処理を実施
飛行許可の手順
病院が人口集中地区(DID)内にある場合、航空局への飛行申請が必要です。当社は飛行申請書の作成代行に対応しており、申請から許可取得まで通常2週間程度かかります。緊急の場合は「緊急調査申請」で対応できるケースもあります。
- DID内飛行:国土交通省航空局への事前申請(DIPS2.0で申請)
- 病院上空:飛行許可の取得が必要(目視外・夜間・催し場所上空等の特殊条件も対応)
- 近隣への通知:周辺住民・施設への事前説明(当社が代行)
東海エアサービスの実績と対応
測量業 登録第(1)-37730号・全省庁統一資格(役務・全国対応)を保有する東海エアサービスでは、医療施設の特殊な要件に対応した点検業務を実施しています。
- 外壁赤外線調査:25万円〜(建物規模・外壁面積による)
- 施設測量・3D計測:15万円〜(用途・面積・精度要件による)
- 精度:水平±3cm、垂直±5cm
- 成果物:LAS/LAZ形式点群・GeoTIFF形式オルソ画像・DWG形式図面・PDF報告書
- 対応エリア:全国対応
医療施設の維持管理・改修計画の第一歩として、ドローン調査をご活用ください。患者への影響を最小限にしたドローン調査をご提案させていただきます。
東海エアサービス株式会社(名古屋市名東区)
TEL:050-7117-7141
メール:info@tokaiair.com
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