ドローン測量のスケジュール計画が重要な理由
「ドローン測量を依頼したいけど、成果品がいつ届くのか分からない」というご質問をよくいただきます。工事計画、予算執行、設計スケジュールと連動させるためには、正確なリードタイム理解が必須です。本記事では、東海エアサービスの実績218件以上に基づき、標準的なリードタイムと急ぎ対応の可能性を解説します。
全体スケジュール(標準:2~3週間)
1日目:お問い合わせ・見積
→ 午前中のお問い合わせなら当日見積提示(営業時間内)
2~3日目:現地確認・契約
→ 現地訪問、飛行可能性判断、見積確定、契約ご署名
4~7日目:飛行日程調整・実施
→ 天候確認、飛行許可申請(1~3日)、飛行実施(1日)
8~14日目:データ処理・解析
→ 画像処理(3~5日)、点群生成(2~3日)、品質確認(2日)
14~21日目:報告書作成・納品
→ 報告書・図面作成(3~5日)、ご確認・修正(2~3日)、最終納品
計:依頼から納品まで 14~21日(標準2~3週間)
リードタイムを左右する要因
1. 天候(±3~5日)
飛行は天気に大きく左右されます。
- 秋~冬(11月~3月):高気圧と低気圧が交互に来るため、飛行可能日が限定される
- 梅雨時(5月~6月):天気が不安定。飛行日程が後ろずれしやすい
- 初夏(6月~7月):比較的安定。迅速な飛行実施が可能
- 台風シーズン(8月~10月):臨時変更が増える
2. 現場の規模と複雑さ(±2~7日)
- 小規模(~10万m²):処理日数 3~5日
- 中規模(10~100万m²):処理日数 5~10日
- 大規模(100万m²以上):複数日飛行+処理日数 10~14日
3. 精度要件(±2~3日)
- 標準精度(水平±3cm垂直±5cm):処理7~10日
- 高精度要求(±2cm以内):追加GCP設置・検証で +3~5日
4. 成果品の種類(±1~3日)
月別の推奨スケジュール目安
| 月 | 天候 | 標準納期 | 推奨実施時期 |
|---|---|---|---|
| 1月 | 晴れやすい | 18日 | ★★★ |
| 2月 | 晴れやすい | 18日 | ★★★ |
| 3月 | 変わりやすい | 21日 | ★★ |
| 4月 | 比較的安定 | 18日 | ★★★ |
| 5月 | 梅雨準備 | 24日 | ★ |
| 6月 | 梅雨時 | 26日 | △ |
| 7月 | 安定 | 17日 | ★★★★ |
| 8月 | 台風シーズン | 25日 | △ |
| 9月 | 台風・不安定 | 27日 | △ |
| 10月 | 安定化 | 20日 | ★★ |
| 11月 | 晴れやすい | 19日 | ★★★ |
| 12月 | 晴れやすい | 18日 | ★★★ |
納期短縮が可能なケース
標準14~21日から短縮できる条件:
- □ 現地確認・契約が既に済んでいる(前回実績顧客など)→ 飛行待機状態から開始で -3~5日
- □ 天候に恵まれている(前週の天気予報で確実な晴れ)→ 飛行タイミング最適化で -2~3日
- □ 小規模現場&基本成果品のみ(点群+オルソ画像)→ 処理短縮で -2~3日
- □ 複数現場を同時期に実施(効率化)→ 移動コスト削減
最短納期(理想的な条件):10~14日
ただし天候・現場規模・成果品内容に大きく依存します。急ぎの場合はお早めにご相談ください。
遅延リスクの回避方法
1. 現地確認の時点で納期を最終確定
単なる「目安」でなく、現場の実条件をふまえた「確定日」を提示します。
2. 天候リスクの事前共有
季節・気象パターンに基づき、変動リスクを事前にお知らせします。
3. 中間納品オプション
報告書作成中に点群データ・オルソ画像のみ先行納品する選択肢があります(+3~5日短縮可能)。
4. 優先処理の相談
大型案件・複数現場との兼ね合いで処理順序を調整し、必要に応じて優先処理対応します。
よくある質問
Q: 「明日飛行」は可能ですか?
A: 天気次第です。現地確認済みの顧客なら飛行許可申請・実施を迅速化できますが、未実施なら現地確認が必須となり難しいです。
Q: 成果品を少しずつ先行納品してもらえますか?
A: はい。点群データ → オルソ画像 → 報告書という段階納品が可能です。
Q: 処理を急ぐ場合、品質は落ちますか?
A: いいえ。精度(水平±3cm垂直±5cm)は変わりません。処理時間短縮は事前作業の最適化で対応します。
まとめ
ドローン測量の成果品納期は「14~21日が標準」ですが、季節・現場規模・成果品内容で大きく変動します。スケジュール計画の際は、ご発注の際にお早めにご相談いただくことで、最適な納期と品質を実現できます。