ドローン測量の料金相場は15万円~と決して安い投資ではありません。後々のトラブルを防ぐため、契約書・支払条件を事前に確認することが重要です。本記事では確認すべき10のポイントをご紹介します。
1. 支払い時期(前払い・後払い)
業者により異なります。一般的な支払条件:
- 前払い(全額):計測前に100%請求。リスクが小さい業者向け
- 半金・半金:50%前払い、完成後50%。バランス型
- 完全後払い:納品確認後に請求。発注者に有利だが少数派
推奨:半金・半金または「納品確認後7日以内」の後払い
2. キャンセルポリシー
重要な費用項目。必ず文書化してください。
- 計測日の7日前までキャンセル:返金100%
- 3〜7日前:50%返金
- 前日・当日:返金不可
「天候不良だから無料再計測」という甘い約束は避け、キャンセル料の明確な規定があるかを確認してください。
3. 天候不良による延期・再計測
ドローン飛行は気象に大きく左右されます。
- 延期の条件:風速何m/s以上で中止か、雨が降っていたら中止か
- 延期時の追加料金:なし(契約に含まれるべき)
- 再計測の有効期限:計測日から30日以内に再実施か?無期限か?
天候は業者の責任ではないため、延期費用は「発注者負担」が慣例ですが、回数の上限を決めておくことが重要です。
4. 成果品の品質基準
「納品」の定義を明確にしましょう。
5. 不備・修正の対応範囲
納品後に「データが使えない」という事態を防ぐため。
- 無償修正の範囲:業者の責で再撮影・再処理が必要な場合
- 有償修正の範囲:発注者の追加要望(「別の高さから撮影してほしい」など)
- 修正対応期間:納品後いつまで対応するか(30日?無期限?)
6. 著作権・二次利用
撮影画像やデータの所有権が重要です。
- 著作権の帰属:発注者に譲渡されるか、業者のままか
- 二次利用:SNS・カタログへの利用、競合他社への販売禁止などを明記
- 秘密保持:機密情報として扱う期間
推奨:著作権は発注者に帰属、業者は秘密保持契約を締結
7. 損害賠償・保険
万が一のトラブルに備えて。
- ドローン機体の損傷:業者の保険で対応か、発注者負担か
- データ消失時の損害賠償上限:「測量費相当額まで」など上限を決める
- 第三者への損害:飛行中に物や人に衝突した場合
業者が損害保険に加入しているかも確認してください。
8. 成果品の納期と遅延時の対応
「2週間で納品」などと約定した場合。
- 遅延の理由:天候延期、修正が必要など理由により扱いが異なる
- 遅延時の責任:業者の過失なら損害賠償、天候なら延期扱い
- 納期超過時の対応:キャンセル可か、返金対象か
9. 契約期間と解約条件
年間契約の場合。
- 最小契約期間:3ヶ月?6ヶ月?1年?
- 途中解約時の違約金:残期間分の50%か100%か
- 更新の自動継続:自動更新の場合、30日前の通知で解約可能か
10. 紛争解決条項
トラブル発生時の対応方法。
- 協議による解決:まずは電話・メールで話し合い
- 仲裁・調停:第三者による仲裁が必要な場合の手続き
- 管轄裁判所:訴訟になった場合の管轄はどこか
契約書チェックリスト
契約前に以下をすべて確認してください。
- ☐ 費用・支払い時期が明記されている
- ☐ キャンセルポリシーが具体的(金額・日数)
- ☐ 天候不良時の再計測について明記
- ☐ 成果品の精度・形式が規定されている
- ☐ 修正対応の無償・有償の境界が明確
- ☐ 著作権・秘密保持が明記
- ☐ 損害保険の加入状況を確認
- ☐ 納期と遅延時の対応が規定されている
- ☐ 年間契約の場合、最小契約期間と解約条件
- ☐ 紛争解決方法が定められている
当社との契約について
当社では218件以上の実績に基づき、上記10項目をすべて網羅した標準契約書を提供しています。特に「天候不良時の再計測」と「成果品修正」については、発注者の皆様にご安心いただける規定としています。
ドローン測量の依頼前に、ぜひ当社にご相談ください。適切な契約で、信頼のお取引ができます。
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— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)