夜間・早朝のドローン測量の実施条件
工場の操業時間外や営業時間外にドローン測量を実施したいというご要望は多くあります。夜間・早朝(日出前~日出後1時間、日没1時間前~日没後)でのドローン測量の可否と、実施可能な条件を解説します。
夜間・早朝のドローン測量は原則不可
日本の航空法では、ドローン測量における目視外飛行(BVLOSの許可対象外)での夜間飛行は原則禁止です。以下の理由があります:
- 視認性の問題:暗い環境では高精度測量に必要な画像品質が著しく低下
- 安全性の確保:障害物との衝突リスク、GPS精度の低下
- 許可基準:国土交通省航空局の目視外飛行許可では夜間飛行を認めていない
「夜間・早朝」の定義
航空法における夜間飛行の定義:
- 夜間:日没後から日出までの時間帯
- 早朝:日出から1時間以内の薄暗い時間帯
- 夕方:日没1時間前からの薄暗い時間帯
これらの時間帯でのドローン測量は、特別な許可申請が必要であり、許可取得の難易度が格段に上がります。
工場操業時間外での計測が必要な場合の対応策
対策1:早朝計測(4時~7時)の活用
- 実行可能な時期:5月~9月の日出が早い時期に限定
- 条件:日出後30分以上経過した時間帯での実施
- 品質:朝日の角度が低いため、若干の影響がある可能性
対策2:夕方計測(16時~17時)の活用
- 実行可能な時期:冬季(11月~2月)日没が早い時期
- 条件:日没の1時間前までに計測完了が必須
- 注意:気温低下に伴うバッテリー性能低下に対応
対策3:別日程での昼間計測
最も現実的で確実な方法は、操業停止日や休業日を活用した昼間計測です:
- 日曜・祝日での計測実施
- メンテナンス日程に組み込む
- 短期の操業中止期間を活用
工場・工事現場での計測精度への影響
暗い時間帯でのドローン測量が不可な最大の理由は、計測精度の低下です。東海エアサービスは水平±3cm、垂直±5cmの高精度計測を実現していますが、以下の要因で精度が損なわれます:
- RGB画像の品質低下:露出不足による特徴点抽出精度の低下
- SfM処理の失敗:暗い環境では3次元復元の精度が著しく低下
- GPS補正精度:衛星信号の受信状況が悪化する傾向
15万円からのドローン測量で品質を保つ
費用面でのご相談も含め、以下の方法で対応可能です:
- 複数日での分割計測:複数の昼間計測日を確保して精度を確保
- 補助照明の活用:建設現場向けの照明機材を使用した計測
- 往訪スケジュールの最適化:移動時間を短縮して総コスト削減
ご相談ください
工場の運用制約がある場合は、まずお気軽にご相談ください。東海エアサービスでは、218件以上の実績に基づき、お客様のニーズに最適なドローン測量計画をご提案します。
名古屋・東海エリアでのご相談
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)