ドローン測量は何日かかる?依頼から納品までの日数を解説

ドローン測量を依頼したいが、何日かかるのかわからない」という声は、発注側の現場担当者から頻繁に聞かれます。測量結果が出るまでの期間が読めないと、後続の設計・施工工程の調整ができず、工期全体に影響が出ることもあります。本記事では、依頼から納品までの工程ごとの目安と、日数を左右する主な要因を実務の視点から整理します。

依頼から納品までの工程

ドローン測量は、問い合わせを受けてから成果物を納品するまでに複数のフェーズがあります。以下の表に標準的な流れと目安をまとめます。現場条件によって前後するため、あくまで目安として参照してください。

フェーズ主な作業内容目安
問い合わせ・ヒアリング目的・面積・精度要件・納品形式の確認、見積作成1〜3営業日
ロケハン・飛行計画現地または図面での電波・障害物・進入経路の確認、飛行計画立案1〜3営業日
飛行許可・調整飛行許可申請(包括許可の範囲内かによる)、地権者・管理者への立入調整許可要否による
現地計測地上基準点(GCP)設置、空撮、RTK/PPK測位データ取得面積による
点群・写真測量処理オルソ化・点群生成(Metashape/Pix4Dmapper)、精度確認1〜3営業日
QC(品質確認)精度検証、欠損チェック、再フライト要否判断1営業日程度
成果物作成・納品TREND-POINT/TREND-ONEでの加工、各形式に整形して納品1〜2営業日

日数を左右する主な要素

測量対象の面積・地形

面積が広いほど、フライト回数・処理するデータ量・点群処理時間のすべてが増加します。平坦な造成地と、起伏の激しい山林では同じ面積でも処理負荷が異なります。

要求精度と成果物の種類

施工管理に使う高精度の出来形計測と、計画初期段階の概算土量確認では、求められる精度が異なります。精度要件が高いほど、GCP(地上基準点)の設置数や後処理の検証工程が増えます。成果物の種類(点群データだけか、DWG形式の平面図や横断図まで必要か)によっても作業量が変わります。

飛行許可・調整の要否

包括許可の範囲内で飛行できる場合は個別の許可申請を省略できますが、人口集中地区上空・夜間飛行・目視外飛行などは個別申請が必要です。申請には一定の審査期間がかかるため、スケジュール全体に影響します。現場が私有地の場合は地権者への事前調整も必要です。

天候・季節

雨天・強風・積雪は飛行不可となります。とくに山間部や積雪地では冬期の計測可能日数が限られます。計測日を1日に絞った計画は天候リスクが高く、予備日を設ける調整が現実的です。

データ処理の込み具合

処理案件が集中する時期(年度末・大型工事の出来形確認シーズン)は、処理待ちが生じることがあります。余裕を持った依頼タイミングが工程調整の確実性を高めます。

現場でよくある相談

  • 「来週中に計測データが欲しい」という相談は多いですが、飛行許可が未取得の場合は間に合わないことがあります。包括許可の対象かどうかを最初に確認することで、スケジュールの見通しが早く立ちます。
  • 「土量だけでいいと思っていたが、設計に使うのでDWGデータも必要になった」という後出しの要件変更は、処理工程が増えて納期が延びる原因になります。ヒアリング時点で最終的な使用目的と成果物形式を確定しておくことが重要です。
  • 「計測は終わったのに成果物が出てこない」という問い合わせは、処理・QC工程の見積もりが共有されていなかったケースがほとんどです。計測完了後の処理日数が依頼時に明示されているか確認しておくと認識のズレを防げます。

東海エアサービスの実務での進め方

測量業 登録第(1)-37730号・全省庁統一資格を保有し、全国の現場に対応しています。実務での標準的な進め方は以下のとおりです。

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  • 標準納期は現地計測完了後5営業日。急ぎの場合は3営業日での納品にも対応しています(現場条件・処理量によって前後する場合があります)。
  • 使用機材はDJI系RTK/PPK対応ドローン。RTK測位と地上基準点を組み合わせ、精度要件に応じた計測方法を選択しています。
  • 写真測量の処理はMetashape・Pix4Dmapper、点群加工はTREND-POINT・TREND-ONEを使用。LAS・LAZ・DWG・DXF・PDFなど、後工程のソフトに合わせた形式で納品します。
  • 見積時に確認している主な項目は、対象面積・要求精度・成果物の種類・利用ソフト・飛行許可の要否・現地のアクセス条件・納品希望日です。
  • ヒアリング→ロケハン→飛行計画→計測→処理→QC→納品の各フェーズで担当者が進捗を共有し、後から「いつ届くかわからない」という状況にならないよう工程管理しています。

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