ダム・貯水池の測量にドローンが有効な理由
ダム・貯水池は広大な構造物であり、定期的な堤体点検・堆砂量計測・水系管理のデータ取得が必要です。しかし従来の人力測量では広大な堤体表面を網羅的に計測することが困難で、特に斜面部は安全リスクも伴います。ドローン測量を活用することで、安全かつ効率的にデータを取得できます。
東海エアサービスでは「堤体表面のひび割れ・変形を記録したい」「堆砂量を定期的に計測して浚渫計画に活用したい」「水系管理のための地形データを整備したい」というご相談をよくいただきます。
主な活用場面
1. 堤体表面の点検・変形記録
ドローンで堤体表面を高解像度で空撮し、オルソフォト・点群データを生成します。ひび割れ・変形・侵食の位置を記録し、前回点検との比較で変化を可視化します。立入困難な急斜面も安全に計測できます。
2. 堆砂量の計測
貯水池内の堆砂状況を定期計測します。干潮・放水時など水位が下がったタイミングでドローン計測を行い、前回計測との差分から堆砂体積を算出します。浚渫工事の計画・費用積算の根拠データとなります。
3. 流域管理・水系データの整備
ダム周辺の地形データ(DSM・オルソ)を整備し、流域管理・土砂移動モデルの入力データとして活用します。上流からの土砂流入量の推計にも活用できます。
ダム・貯水池でよくある相談内容
東海エアサービスがダム・貯水池の計測で受けることの多い相談を紹介します。
- 「定期点検の記録として堤体の高解像度データが欲しい」
- 「堆砂が進んでいるが量がわからない。浚渫計画を立てるためのデータが必要」
- 「水位が下がる放水点検のタイミングに合わせて計測してほしい」
- 「上流の山腹崩壊土砂がどれだけ堆積したか把握したい」
実務フロー
- ロケハン・飛行申請:ダム管理者への事前調整、航空法申請、飛行禁止区域確認
- 計測タイミングの調整:堆砂計測は水位が下がる時期に合わせて計画
- UAVフライト:RTK/PPK対応機で計測(水平±3cm・垂直±5cm)
- 点群・DSM生成:Metashape / Pix4Dmapperで処理。堤体形状・堆砂面を抽出
- 体積算出・報告書作成:TREND-POINT / TREND-ONEで堆砂体積算出、PDF報告書納品
見積時に確認していること
- 計測対象(堤体のみ・貯水池内・周辺地形)
- ダムの種類・規模(重力式・アース式等、高さ・延長)
- 計測目的(堤体点検・堆砂量・流域管理)
- 飛行申請の要否(ダム管理者・水道局等の許可)
- 計測タイミング(水位管理との調整)
- 過去の計測データの有無(比較のベースとなるデータ)
よくある質問
Q:水面上も計測できますか?
水面は鏡面反射によりドローンのカメラでは点群を取得しにくい場合があります。水面下の計測は別手法(マルチビームソナー等)が必要です。水位が下がった干出面は点群取得が可能です。
Q:定期的な堆砂量モニタリングに対応できますか?
年次・複数年ごとの定期計測に対応しています。恒久GCPを設置することで毎回同一座標での比較が可能となり、長期的な堆砂進行状況の把握ができます。
Q:急斜面の堤体は計測できますか?
急斜面の堤体でも、ドローンの飛行高度とカメラ角度を調整することで計測可能です。垂直に近い面はオービット飛行で対応できますが、現場状況に応じた計測計画が必要です。
Q:ダム管理者への申請は誰がやりますか?
東海エアサービスが申請書類の作成・提出をサポートします。国土交通省・水道局・民間ダム管理者等、必要な機関への申請手続きを代行します。
費用目安と対応エリア
ダム・貯水池の測量費用は計測規模・対象範囲によって異なりますが、目安として15万円〜からご相談いただいています。全国対応(全省庁統一資格・役務)。測量業 登録第(1)-37730号。
東海エアサービス株式会社 TEL:050-7117-7141(平日9:00〜18:00)
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