海岸・護岸の変化監視が急務
日本の海岸線は、波浪・海面上昇・地盤沈下などの影響を受けて、常に変動しています。護岸・防波堤の安全性を確保するためには、定期的な測量と劣化監視が不可欠です。しかし、従来の測量方法には多くの課題があります:
- 測量に時間がかかる — 潮汐・波浪の影響を避ける必要があり、スケジュール調整が困難
- 危険な環境での作業 — 波や磯の上での作業は安全確保が難しい
- 経年変化の追跡が困難 — 定期測量のデータを定量的に比較することが難しい
ドローン測量が海岸保全を変える
ドローンを使った定期モニタリングは、海岸・護岸の管理を革新します。
高精度な3D測量データを短時間で取得
RTK/PPK対応ドローンで、水平±3cm・垂直±5cmの点群データを数時間で取得。潮汐の影響を受けにくい干潮時を狙ってフライトすることで、海岸線の地形を正確に記録できます。
安全な空中からの計測
危険な磯・護岸天端・崖上での人的作業を削減。地上から安全にドローンを操作し、立ち入りが難しいエリアも記録できます。
前回測量とのデジタル比較
毎月・毎季節に同じ位置から同じ精度で測量。前回データとの差分解析で、侵食量・堆積量を定量的に把握できます。同一基準点(GCP)を使い続けることで、年次・季節変動の追跡精度を担保します。
海岸線変化の定点計測・実務手順
計測準備:基準点の設置と管理
海岸の定点計測を始める前に、長期的に使い続けられる地上基準点(GCP)を設置します。波や潮位の影響を受けにくい護岸上・道路脇・堤防上に金属鋲や永久標識を設置し、世界測地系(JGD2011)の座標を記録します。初回設置時にのみ国土地理院の基準点と結合測量を実施し、以降は設置済みGCPを使い続けます。
フライト計画と実施
海岸フライトでは、潮汐表を確認して干潮前後2時間を狙って実施します。波が高い日は安全のため延期し、風速が7m/s以下の条件でのみ飛行します。海岸線から垂直・並行の両方向でフライトし、護岸天端・斜面・砂浜面の点群データを漏れなく取得します。
砂浜侵食量の算定方法
前回フライトで取得した点群データと、今回の点群データを同一座標系で重ね合わせます。TREND-POINTで差分計算を行い、プラス(堆積)・マイナス(侵食)の体積を算出します。結果はPDFの報告書とDWGの断面図でまとめ、侵食が進んでいる区間・堆積が進んでいる区間を色分けした平面図として提出します。
堤防劣化評価の手順
護岸・堤防の劣化評価は、高解像度画像と点群データを組み合わせて実施します。コンクリート表面のひび割れ・剥落・変色を画像で記録し、護岸断面の変形量(天端沈下・法面変状)を点群データで定量化。報告書では損傷位置をオルソ画像上にプロットし、補修優先度を判定します。
東海エアサービスの海岸測量での対応内容
- RTK対応で座標系統一(世界測地系JGD2011)のデータを取得
- TREND-POINTで点群データから地形図・横断図(DWG形式)を作成
- TREND-ONEで侵食量・堆積量の体積計算レポートを出力
- 成果物:LAS/LAZ形式の点群データ・GeoTIFF形式のオルソ画像・DWG形式の図面・PDF報告書
- 定期計測契約対応(年1〜4回)
活用シーン
- 海岸保全区域の定期測量 — 年次侵食速度モニタリング・行政報告書作成
- 護岸の変状監視 — 沈下・傾斜・亀裂の定量追跡と補修計画立案
- 台風後の被害調査 — 緊急測量で被害規模を把握・補修費用の概算算出
- 砂浜の堆積状況 — 砂浜の幅員・体積の季節変動を追跡し、養浜計画の根拠データとして活用
- 防波堤・堤防の老朽化診断 — 3D画像で構造変化を検出し、長寿命化計画に活用
費用目安と対応エリア
海岸・護岸の測量は15万円〜(用途・面積・精度要件による)から対応しています。
- 海岸線1km区間の点群取得:15万円〜
- 護岸劣化評価(画像記録+点群):15万円〜
- 定期計測契約(年複数回):要見積
対応エリアは全国です。東海地方(愛知・三重・静岡)は早期対応が可能です。
お問い合わせ
東海エアサービス株式会社(名古屋市名東区)
TEL: 050-7117-7141
Email: info@tokaiair.com
https://tokaiair.com/
測量業 登録第(1)-37730号・全省庁統一資格(役務・全国対応)保有。海岸・護岸のモニタリング・測量についてはお気軽にご相談ください。
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