物流倉庫でAGV(自動搬送ロボット・無人搬送車)の導入を検討している企業から「床面の計測が必要と言われたが、どうすればいいか?」という相談が増えています。この記事では、AGV導入前に床面3D計測が必要な理由と具体的な計測方法を解説します。
AGV導入前に床面計測が必要な理由
- 走行精度への影響:AGVはレールやマーカーに沿って走行しますが、床面の傾斜・不陸があると走行ルートのズレや停止エラーが発生します
- 積み荷の安定性:床面の凹凸が大きいと、積載した荷物が不安定になり落下リスクが高まります
- センサーの精度影響:LiDARセンサー搭載のAGVは、床面の不陸によって自己位置推定の精度が低下することがあります
- 導入後の調整コスト削減:事前に床面状態を把握することで、AGV設置後の調整・修繕コストを最小化できます
ドローン・3Dスキャンによる床面計測の方法
倉庫の床面計測には地上型3Dレーザースキャナ(LiDAR)を使用します。倉庫全体を短時間でスキャンし、床面の高さ分布・傾斜・不陸箇所を数値で把握できます。
計測でわかること
- 床面の最大・最小高さ(基準面からの偏差)
- 不陸(凹凸)の分布と最大値
- AGV走行ルート沿いの床面状態
- 修繕が必要な優先箇所
計測の流れ
- 倉庫の稼働状況を確認してスキャン計画を立案
- 地上型3Dスキャナを複数地点に設置してスキャン実施(数時間程度)
- 点群データを統合・処理して床面高さマップを作成
- AGV走行ルート沿いの床面品質評価レポートを納品
計測のタイミング
- AGV導入前(最も推奨):床面修繕の必要箇所を把握して設置計画を最適化
- AGV導入後の定期確認:経年変化・沈下による床面変化を定期把握
費用の目安
- 倉庫床面の3Dスキャン(地上型LiDAR): 25万円〜
- AGV走行ルート評価レポート: 含む
名古屋・東海エリアの物流倉庫・配送センターへの対応実績あり。まずはご相談ください。
よくある質問
稼働中の倉庫でも計測できますか?
はい、稼働中の倉庫でも対応可能です。荷物がある状態での計測は困難な場合があるため、閑散期・夜間・休日での計測を推奨します。
計測にどのくらいの時間がかかりますか?
倉庫の広さにより異なりますが、通常の物流倉庫(3,000〜10,000㎡程度)で半日〜1日程度です。
— TAS Technical Writing Team(技術記事監修)