農地・圃場でドローン測量が活用される背景
農業分野では圃場整備・基盤整理・排水改善のニーズが高まっています。正確な面積把握・傾斜計測・土量均しの計算が求められるケースで、ドローン測量は短時間・低コストで高精度なデータを提供できます。
東海エアサービスでは「圃場整備の補助金申請に測量成果が必要」「排水不良を改善するために傾斜データが欲しい」「整地工事の土量計算をしたい」というご相談をよくいただきます。圃場の実態を数値で把握することが、農業投資の意思決定を支えます。
農地・圃場測量の主な用途
1. 圃場面積の正確な計測
地番と実際の耕作面積が異なるケースがあります。ドローンによる空撮から生成したオルソフォトを用いて、現況の圃場面積を正確に算出します。補助金申請時の面積証明資料としても活用できます。また隣接する複数圃場をまとめて計測することで、基盤整備計画の全体像を把握できます。
2. 傾斜・排水計画への活用
DSM(数値表層モデル)から圃場の傾斜方向・傾斜角を面的に把握し、排水路の設計根拠データとして活用します。圃場全体の水の流れる方向を可視化することで、排水改善工事の設計精度が向上します。傾斜が複雑な圃場では、設計段階でのシミュレーションにも活用できます。
3. 土量均し・整地量の計算
計画高と現況高の差分から切土・盛土量を算出します。均平化工事の土量計算に使用することで、残土処理費用や盛土材料の発注量を事前に把握できます。TREND-ONE対応のLandXML形式でも出力できます。
4. 基盤整備・区画整理への活用
農地の基盤整備や大区画化工事では、現況地形データが必須です。ドローン計測による現況DTMを設計高と比較することで、工事費積算の根拠となる土量を正確に算出できます。
農地測量でよく聞かれる相談
東海エアサービスが農地・圃場の測量相談でよく聞くのは以下のような内容です。
- 「水田の排水が悪く、どこが低いか把握したい」
- 「大区画化工事に向けて現況の地盤高を整理したい」
- 「補助金申請に必要な圃場面積の根拠資料が必要」
- 「新規就農地として取得した農地の全体像を把握したい」
農業の現場ごとに必要なデータは異なります。どんなデータが必要かから相談に応じています。
実務フロー
- ロケハン・飛行計画:圃場周辺の障害物(電線・防風林・農業施設)を確認、GCP配置計画を策定
- UAVフライト:RTK/PPK対応機で計測(水平±3cm・垂直±5cm)。農業用電線や防風ネットに注意した飛行ルートを設定
- 点群・DSM生成:MetashapeまたはPix4Dmapperで処理。作物がない時期は地表面の取得精度が向上
- 面積・体積算出:TREND-POINT / TREND-ONEで圃場面積・傾斜・土量計算
- 成果物納品:GeoTIFF・DXF・PDF(補助金申請対応)・LandXML
見積時に確認していること
- 計測圃場の総面積(複数筆の合計面積)
- 計測目的(面積確認・傾斜把握・土量計算・補助金申請)
- 計測時期(農作物の有無・農閑期の確認)
- 電線・防風林など飛行障害の有無
- 成果物の要件(補助金申請様式に合わせた出力が必要か)
よくある質問
Q:稲や野菜が生育中でも計測できますか?
作物が生育中の場合、DSMには作物の高さが含まれます。地表面の傾斜・土量を正確に把握するには、作物のない時期(農閑期・耕起後)の計測が理想的です。時期についてはご相談ください。
Q:補助金申請の添付書類として使えますか?
当社は測量業 登録第(1)-37730号を保有しており、測量成果として発行する書類は補助金申請資料としてご活用いただけます。ただし各補助金制度の要件は発注機関にご確認ください。
Q:複数の筆(地番)をまとめて計測できますか?
1回のフライトで複数の圃場をまとめて計測することが可能です。計測範囲が広いほどドローン測量のコストメリットが大きくなります。
Q:排水路の設計に必要なデータも取れますか?
排水路の設計には横断勾配・縦断勾配の把握が必要です。DSMから断面データを抽出し、DXF形式で設計ソフトへインポートできます。排水計画に必要なデータ形式をご指定ください。
費用目安と対応エリア
農地・圃場測量の費用は計測面積・成果物要件によって異なりますが、目安として15万円〜からご相談いただいています。全国対応(全省庁統一資格・役務)。測量業 登録第(1)-37730号。
東海エアサービス株式会社 TEL:050-7117-7141(平日9:00〜18:00)
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