LandXML・IFCデータとは?ドローン測量から作成する方法と活用場面

ICT活用工事やBIM/CIMの普及に伴い、「LandXML」「IFC」というデータ形式が建設現場で頻繁に使われるようになっています。しかし両者の違いや使い分けが分からず、どちらを準備すればよいか迷うケースも多いです。本記事では両形式の特徴とドローン測量データからの作成方法を解説します。

1. LandXMLとは

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LandXMLは土木・土地開発分野に特化したXMLベースのオープンファイルフォーマットです。道路・造成・排水などの設計情報(線形・横断面・縦断図・点群など)を格納でき、ICT活用工事の3次元設計データとして国土交通省が標準採用しています。

LandXMLの主な特徴

  • 土木・造成工事の設計情報に特化
  • ICT建機(MC/MGシステム)との互換性が高い
  • 国交省のICT活用工事要領で標準フォーマット指定
  • Civil 3D・TREND-ONE・RoadsでLandXML入出力に対応
  • ファイルサイズが比較的小さく、現場での取り扱いが容易

LandXMLが活用される場面

  • 道路・河川・造成工事の3次元設計データ
  • マシンコントロール(MC)建機への設計面入力
  • 出来形管理ソフトへの設計面インポート
  • 国交省・地方自治体工事の電子納品

2. IFCとは

IFC(Industry Foundation Classes)は建築・建設分野のBIM(Building Information Modeling)で使われる国際標準フォーマット(ISO 16739)です。構造物の形状だけでなく、材質・用途・コスト・工程などの属性情報も一体管理できる点が特徴です。

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IFCの主な特徴

  • 建築・土木構造物の3次元形状+属性情報を格納
  • Revit・ArchiCAD・Allplanなど主要BIMソフトが対応
  • 国交省のBIM/CIM活用要領で標準フォーマット指定
  • ライフサイクル管理(設計→施工→維持管理)に対応
  • ファイルサイズが大きくなりやすい

IFCが活用される場面

  • 橋梁・トンネル・ダムなどの構造物BIM/CIM
  • 維持管理BIMとの連携
  • 国交省直轄工事のBIM/CIM原則適用案件
  • 設計・施工・維持管理の一元管理

3. LandXMLとIFCの使い分け

比較項目LandXMLIFC
対象工種土工・造成・道路構造物(橋梁・ボックス等)
主な用途ICT建機連携・出来形管理BIM/CIM・維持管理
ファイルサイズ小さい大きい
国交省要領ICT活用工事要領BIM/CIM活用要領

4. ドローン測量データからLandXML・IFCを作成する方法

LandXMLの作成手順

  1. ドローン測量で点群・DSMを取得:フォトグラメトリ処理により現況地形の点群データを生成します。
  2. 設計図書とのマッチング:取得した現況データと設計図書(CAD)を同一座標系に統一します。
  3. 3次元設計面の生成:Civil 3DやTREND-ONEで設計図書から3次元地形モデル(TIN)を作成します。
  4. LandXML形式でエクスポート:ソフトウェアのエクスポート機能でLandXML(.xml)として出力します。

IFCの作成手順

  1. ドローン測量または地上型LiDARで構造物を計測:橋梁・護岸などの3次元形状を取得します。
  2. BIMソフトへのインポート:点群データをRevitやArchiCADに取り込み、モデリングの参照データとして使用します。
  3. 3次元モデルの属性付与:材質・工種・管理番号などの属性情報をモデルに付与します。
  4. IFC形式でエクスポート:IFC2x3またはIFC4形式で出力します。

5. よくある質問

Q:LandXMLを自分で作れない場合は?

東海エアサービスでは、設計図書(PDF・CAD)を提供いただければ、ドローン測量データと組み合わせてLandXMLを作成するサービスを提供しています。費用はドローン測量費用(15万円〜)に含まれます。

Q:ICT活用工事でIFCは必要か?

土工中心のICT活用工事ではLandXMLが主体です。ただし、橋梁・ボックスカルバートなどの構造物が含まれるBIM/CIM対応工事ではIFCが求められます。発注仕様書を確認してください。

Q:LandXMLの精度はどの程度必要か?

国交省の要領では点群の絶対精度として水平±3cm・垂直±5cm以内が求められます。東海エアサービスのRTK対応ドローン測量はこの基準を満たしています。

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ドローン測量:15万円〜 / 3次元計測:25万円〜 / 精度 水平±3cm・垂直±5cm

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